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【第2回】結婚と仕事どっちを選んでも地獄行き?「Aさんの場合。」著者やまもとりえさんに聞く‟自分を救う選択”


こんにちは、ライターのさえり @N908Saです。

第一回は、女子たちの「結婚と仕事」に対する悩みに対して救世主となるような本『Aさんの場合。』についてご紹介しました。(第1回はこちらhttp://withonline.jp/lifestyle/5008
やまもとりえさん著書の漫画『Aさんの場合。』が、悩める女性たちに刺さって刺さって仕方ないと話題だ。

「わかってくれてありがとう」

と続々メッセージが届くという著者のやまもとりえさんに、今回は、20代後半女性たちがぶつかる「結婚か仕事か」という問題についてお話を伺いしました。


やまもとりえさん
イラストレーター。2歳の息子(天パ)、4歳年下の旦那さん(なで肩)、猫のトンちゃん(ガリガリ)と、大阪でまったり暮らす。育児のことを綴ったブログ『やまもとりえ育児日記』が、1日20万アクセスを越える人気ぶり。本書がはじめての著書となる。試し読み→ http://shodensha.tameshiyo.me/9784396615871

【イベント情報】
重版を記念して、漫画家の小山健氏&あおむろひろゆき氏とトークショーを開催!おみやげつき。
2017年2月16日(木)19:30~ @大阪ロフトプラスワンウエスト http://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/57420


今日はありがとうございます。「Aさんの場合。」では、独身女性と既婚女性の両方の気持ちや、まだどちらでもない「あの子」なんかも出てきて、かならず誰かに当てはまりますよね。

私自身も、こんなに「わかってくれる」漫画ってあるんだってすごく驚いて。「どうしてこんなにいろんな女性の立場がわかるんだろう?」という気持ちと「これを描いた人はどんな方なんだろう」と思っていたので、今日はお会いできて嬉しいです。

ありがとうございます。実際に本を手に取ってくれた方からも同じように「わかってくれてありがとう」「泣いてしまった」「共感しすぎて苦しくなった」というような感想をたくさんいただいていて、嬉しい限りです。

私はまだAさんでもBさんでもなく、「あの子」にすごく近いと思っていて、「いつか結婚したい気はするけれど仕事もしたい。どっちの道を選んでも女って大変なんじゃないの?」ってたまに怖くなってしまうときがあるんです。

私も26歳頃まさにそんな感じでした。「あの子」は当時の私がモデルですね。女って結局大変なんじゃない? みたいな。




いま、やまもとさんはご結婚されてお子さんもいるとのことですが、Bさんのモデルはやまもとさんなんでしょうか?

いえ、正直私はどちらでもないんです。私は30歳で結婚しましたが、今でも周りには結婚していない友人のほうが多くて。独身の友人たちが職場の主婦がむかつくって話をよくしていて(笑)、けれど主婦の友達の話も聞いていたら「子どもを産んだら、早く帰らざるをえなくてそれが少し嫌なときもある」って悩んでいて……。

なんとかお互いが「分かり合えないかな」って思って、育児日記の合間に書き始めたのがきっかけでした。

20代・30代女性は‟選択”を迫られる


20代から30代前半の女の人ってすごく選択を迫られるじゃないですか。結婚する・しない、子どもを産む・産まない。しかもその選択で環境がガラッと変わってしまう……。

悩まずにスムーズに気軽な気持ちで決めていければいいのだけど、立ち止まって悩んでしまう方も本当にたくさんいますよね。

そうなんですよね。男性の場合は、結婚しても子どもを産んでも独身時代と変わらないスタイルで働ける人も多いですよね。それに子どもを授かるのにタイムリミットもあまりない。けれど、女性のほうは「出産」を視野にいれた場合は働き方を変えなきゃいけない人も、今はまだ多いですよね。

そうなんですよね。本当に女性って難しいなって思うんです。私も「子どもが欲しい」と強く望んでいるタイプなので、キャリアのことはどうしても考えますね。それに体が強い人ならまだしも、私の場合は体も弱いし……となると自動的に「タイムリミット」ができてしまって、焦ってしまうんですよね。

私も同じでした。子どもがほしかったから、「30歳までに結婚したい」と思っていて。出産までには、出会って付き合って結婚する時間が必要ですし、そうすると◯歳くらいには「プロポーズされてなきゃ」みたいな感じで逆算して焦っていましたね。

子どもも順調にできるとは限らないし、産むのも育てるのも体力がいるし。2人産みたいとか思ったら……とか先のことを現実的に考えれば考えるほど焦ってしまって。

そういう考えをあまり伝えずに「結婚したい」という言葉だけでくくって会話をしていると、男性の友人から「何のために結婚したいの?」「結婚が目的なの?」って言われたことがあるんですけど、やっぱり子どもが欲しい女性にとってはシビアな問題ですよね。かといって焦りすぎるのは違うなとは思うんですが、バランスが難しくって。

そうやって自分の中だけでも悩んでいるのに、30歳が近くなるにつれて周りもうるさくなってくるんですよね。

そう! 私もこの年になってあからさまに祖母からプレッシャーをかけられるようになりました。「心配ありがとう。でもね、今私毎日が楽しいよ。仕事も順調だよ」って言ってみても、「それは良いことだけど結婚は?」って延々とループしちゃって。

今はまだ焦っていないから聞き流せるけど、「したくてしたくてしかたない」っていう時期に言われたら、ちょっと精神へのダメージが大きそうだなとすでに感じていますね。

そうですよね。直接言われるだけじゃなくて、結婚式に行く回数も増えて、比べるつもりがなくても結婚式に行けば「うらやましい」って思ってしまったり。この年齢は、本当女性にとっては頭をかかえる時期ですよね。

やまもとさんが26歳の頃はどんな女性でしたか?

結婚していなくて独身だけどバリバリのキャリアがあるわけでもない。地元の同窓会に行けば「結婚した組」や「子ども産んだ組」と自分を比べるだけじゃなくて、「独身で、仕事で夢を掴もうとキラキラしている子たち」にも会って……。「私って一体……?」って自信をなくして、地元の友達に会うのが辛い時期もありました。


(中略)


http://www.coffret-web.jp/asannobaai/20/
※発売記念マンガのため、単行本未収録です。


たしかに……。独身組の中でも「仕事バリバリ頑張ってる」という人と「仕事はほどほどに」な人もいて、そこでもまた自分の状況が辛くなる人もいそうですね。

はい。私の場合は、なにより26歳の時に付き合っていた男性にひどい捨てられ方をしたことがあって、「もう自分はダメだ」って婚活の鬼になっていた時期でもありましたね(笑)

結婚できない自分は「ダメ」と思ったこともあった




婚活の鬼?

26歳のときに「この人と結婚する」って思っていた男性にぽいっと捨てられちゃって……、そこから1〜2年が婚活の鬼だったんです。

(こんな綺麗な人でもそんなことがあるんだな……)

婚活パーティにも参加してみたり、まずは何か「趣味」を持たなきゃと思って、ダイビングスクールにも行ったんですよ。興味ないのに(笑)。でも私自身がインドアなのにそういう人たちと合うわけがなくて、資格だけ取って終わりました。ちなみにその後一回も潜ってないです……。

明らかに間違った方向に努力を……。

そうなんですよ。今となっては笑い話ですが、夜遅くにスーパーに1人でいる男性は独身の可能性が高いって話を聞いて、ちょっといいスーパーに夜遅くに行ってちょっとお金持ちの男性いないかな〜とか大真面目に探してましたからね(笑)。


今考えたら26歳なんてまだ若いし、あれから恋愛なんていくらでもできたと思うんですが、結婚が具体的になった後で捨てられたのでかなりショックで。幼い子を連れている女性を見ると、「この人は結婚できたのにどうして私は……」とか思ってましたね。

詳しくは小山健さんのnote「やまもとさん」(https://note.mu/koyamaken/n/n35b8d0cf696c)にも描かれているんですが、「自分には価値がない」とまで思っちゃっていました。

なぜそこまで……と言いたいですが、でもちょっとわかります。一度自分の自信がなくなると、失恋ひとつで「私の価値とは?」とか思っちゃうんですよね。それに「私が結婚できないのには何か理由があるのではないか?」とか。

そう。「人としての魅力がないのでは」とか「このままでは誰も私を選んでくれない……」とか。本当はそんなに深刻なことじゃないのに、ネガティブループで。

街を見ていて、「あの人も選ばれた人」「あの人も選ばれた人」と思ったこと私にもあります。「あんな髪ぼさぼさのおばさんも、誰か一人の男性に選ばれて‟結婚”している……」とか。

そうやって必死になりすぎると、周りが見えなくなっちゃって「私ばっかりなんでこんなに辛いんだろ」って思っちゃうんですよね。

結婚にしても、仕事にしても、30歳手前になると必死になりすぎちゃうときがあるのかもしれないです。そういう時期に人をみると「うらやましい」とか「妬ましい」とかっていう感情が生まれるのかもしれない。特に今は、SNSもあるから余計に自分と人を比べすぎてしまったり。

でも、そういうときに「ちょっと想像してみる」ってことが自分を救うことになるんじゃないかな、という思いがあります。

続きはこちら
【第3回】「人は人、自分は自分」で楽になれる。「Aさんの場合。」著者やまもとりえさんに聞く‟ がむしゃらになって行動したことが糧になる”(順次公開)
【第4回】「人は人、自分は自分」で楽になれる。「Aさんの場合。」著者やまもとりえさんに聞く‟人それぞれに事情と想いがある”(順次公開)

【第1回】結婚と仕事どっちを選んでも地獄行き?「Aさんの場合。」著者やまもとりえさんに聞く‟私の人生ってどうなるんだろう”

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プロフィール
さえり
ライター。出版社勤務の後、Web業界へ。人の心の動きを描きだすことと、何気ない日常にストーリーを生み出すことが得意。好きなものは、雨とやわらかい言葉とあたたかな紅茶。
メール:saeri.otegami@gmail.com
Twitter:@N908Sa

対談撮影/窪徳健作

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