編集部|ビューティー
07.Jul.2020

【婦人科医監修】デリケートゾーンがかゆい…! 原因って? 病院を受診する目安は?

デリケートゾーンがかゆい……! そんな経験をした女性は多いのでは? 下着やナプキンなどが原因のかぶれによるものから、中には性感染症が潜んでいる場合も……。なかなか人には相談しにくい「デリケートゾーンのかゆみ」について、今回は大阪美容クリニック 南 真実子院長にかゆみの原因から病院を受診する目安、予防法まで聞いてみました!

【目次】

そもそも、デリケートゾーンのかゆみの原因って?

【かぶれによるもの】

下着やナプキンがかぶれの原因になることもありますし、汗や石鹸などが原因となることもあります。特にアトピー性皮膚炎の方に起こりやすいです。かゆみだけでなく、裂傷ができれば痛みを伴うことも。

慢性的に炎症を起こした状態になると色素沈着を引き起こすことがあります。外陰部の黒ずみの原因にもなるので、下着は綿やシルクなど肌なじみが良く、肌にあったものを選ぶようにしましょう。

かゆいからといって、刺激の強い石鹸で洗いすぎると症状が増悪する可能性があるため、石鹸による洗浄は控えた方が良いことがあります。また、体を温めるとかゆみが強くでることもあるので、かゆみの症状がある時は長風呂を避けましょう。

【閉経後の乾燥によるもの】

閉経後、皮膚は乾燥して薄くなり、刺激を受けやすい状態になります。ちょっとした刺激に過敏で、かゆみを引き起こしやすいのです。閉経後の痒みの場合、稀ではありますが「Paget病」という疾患である場合もあるので、心配な場合は婦人科受診をおすすめします。

【毛剃りによる毛嚢炎によるもの】

カミソリなどで剃毛すると、皮膚を傷つけてしまうことがあります。傷ついた皮膚から細菌が侵入した結果、かゆみや発赤など炎症を引き起こすことがあります。毛を剃る場合は電気シェーバーを使用し、肌への負担を少なくするようにしましょう。

【性感染症によるもの】

性感染症の症状でかゆみが出ることもあります。

・カンジダ外陰腟炎
カンジダは消化管や皮膚に常在する真菌で、健常な人にも存在します。抗生剤服用後や、免疫力が下がっている時などに異常に増殖することで、外陰部や腟に強いかゆみをきたします。白いもろもろとした酒粕・ヨーグルト状のおりものが特徴です。

・性器ヘルペス
性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型・2型の感染により、性器に浅い潰瘍性または水疱性病変を形成する疾患です。性行為で感染する、性感染症のひとつ。
かゆみだけでなく、痛みが強くでることが多く、排尿や歩行が困難となることもあります。

・トリコモナス腟炎
トリコモナス原虫による感染症で、性行為で感染する性感染症のひとつですが、性行為以外の感染経路が知られており、性交経験のない女性や幼児にも感染が見られます。泡状の悪臭の強いおりものの増加、外陰部の刺激感、強い掻痒感などの症状を引き起こします。

・毛ジラミ
シラミという人の毛に寄生し人の血液を吸う虫による性感染症のひとつです。性行為で感染しますが、タオルなどを介して家族内で感染することもあります。肉眼で虫が見えることもあります。強い痒みを引き起こし、下着にシラミの糞が黒色の点状のシミとして付着することがあります。
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