編集部|ビューティー
30.Nov.2020

「たかが貧血」と甘くみると危険!? 原因や症状、対処法など貧血のギモンを医師に聞いてみた【セルフチェックシートあり】

最近疲れやすかったり、元気がでない。顔色が悪いと言われたり、生理のときの出血量が多かったり……。もしかしたらその不調、「鉄不足」が原因かも? たかが「貧血」と甘く見ていたら危険! 自分の貧血は何が原因か理解していなかったら、病気を見過ごしてしまう可能性も……。そこで今回は玉城クリニック 都木登妃子副院長に、貧血の主な症状や原因、対処法、女性がなりやすいと言われる理由などについて聞いてみました!

【目次】

Q1:貧血の主な症状、特徴って?

赤血球やヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球中のタンパク質)は全身に酸素を運ぶ働きをしていますが、貧血は赤血球やヘモグロビン(Hb)の量が不足している状態をいいます。WHOの基準では男性でHb13g/dl未満、女性でHb12g/dl未満、妊娠中の方はHb11g/dl未満だと、貧血の診断となります。

貧血になると、めまい、動悸、疲れやすいなど、様々な症状がでてきますが、自覚症状は貧血が急速に進行すると強く、ゆっくり進むと弱くなります。場合によっては全く症状がでない人もいます。

Q2:もしかして貧血かも……? セルフチェックシート

下記の項目に当てはまるものが多ければ多いほど、貧血の可能性が高いでしょう。

□ 朝から体がだるい。元気がでない
□ 疲れやすい。疲れがなかなか抜けない
□ 階段で息切れ、動悸がある
□ 爪が弱くなり、割れる、へこむ
□ 顔色が悪いと言われる、眼瞼結膜が白っぽい
□ 生理のときの出血量が多い
□ 食事の偏りがある。肉を食べることが少ない(菜食主義)。
□ 飲み物などに入っている氷を大量に食べてしまう
□ アルコールの多飲がある
□ 過度なダイエットをしている

Q3:そもそも貧血の原因・メカニズムって?

貧血の原因は沢山ありますが、大きく分けると3種類に分類されます。

① 出血によっておこる貧血

1つ目は出血によっておこる貧血で、出産や手術、怪我、鼻や痔からの出血等があります。消化管や尿路に異常がありじわじわと慢性的に出血している場合や重い月経を繰り返しているうちに貧血になることもあります。

② 十分な量の赤血球をつくれないことによっておこる貧血

2つ目は赤血球の産生不足(からだが十分な量の赤血球をつくれない)が原因となる貧血です。赤血球を作るにはたくさんの栄養素が必要ですが、最も重要なのが鉄、ビタミンB12、葉酸です。この3つの栄養素が足りないと赤血球の産生速度や産生量が低下し貧血になる可能性があります。
血液のがん(白血病、リンパ腫、骨髄疾患)が隠れていることもまれにあるので注意が必要です。

③ 赤血球の過剰な破壊が原因となる貧血

3つ目は赤血球の過剰な破壊が原因(赤血球がどんどん壊されていく)となる貧血ですが、脾腫、遺伝性球状赤血球症、発作性夜間血色素尿症など特殊な病態で、頻度も上の2つと比較すると非常に少ないです。

この中で、女性の貧血の原因で圧倒的に多いのが赤血球の成分であるヘモグロビンを作るのに必要な鉄が不足することで起こる貧血=鉄欠乏性貧血です。
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