意外と知られていないのですが、実は、紫外線が少ない冬〜春こそ脱毛のシーズン。今回は、昨年大評判を呼んだ宮下さんの“ヒゲ脱毛体験”を改めてご紹介。「いつかは……」と気になっていた方、夏まで待っていては遅すぎます!
【冬〜春は脱毛の季節】ってどういうこと? 何回通えばいいの?〜脱毛のイロハを学ぶ
宮下さん(以下・宮下)
僕、そこまで肌について悩んだ覚えがなくて。ひとつあげるなら、カミソリ負けがあります
髙瀬先生(以下・髙瀬)
どのあたりにトラブルが出ますか?
宮下
顔自体は、男性の中でもたぶん少し濃いぐらいなので、とくにコンプレックスはないんですけど、とにかくアゴ裏のヒゲが濃くてジャマ! カミソリや電気シェーバーって首の形に対応していなくて、剃り残しがちなんです。だからカミソリを逆剃りして、しかも2回繰り返して“攻める”んですけど、肌が荒れちゃって荒れちゃって
髙瀬
逆剃りしてしまうと、肌をいろんな刺激から守っている“バリア機能”まで削がれてしまうんです。なので、肌が荒れたり、毛穴がポツポツと赤く湿疹のようになる毛嚢炎ができたり、痒くなったり……とトラブルになりがちです。実は、宮下さんのようにカミソリ負けに悩む男性で、レーザー脱毛を希望される方、とても多いんです
宮下
ですよね! 僕もずっと気になってたんですよ〜。“永久脱毛”って言うからには、一度脱毛したら生えてこないんですよね?
髙瀬
“永久脱毛”とは言いますが、厳密に言えば永久とは言い切れなくて、かなり稀ですが生えてきてしまう場合もあります。とはいえ、生えてこない状態まできっちりと持っていければ、ツルツルの状態はかなり続きます。ちなみに、皆さん、誤解されがちなんですが、1回の施術で全部つるり→終了、とはなりません!
宮下
そうなんですね! 何回か行う必要があるということですか?
髙瀬
はい。クリニックで行うレーザー脱毛も、いわゆる“脱毛サロン”と呼ばれるエステで行う光脱毛も、どちらの方法も(レーザーまたは光を)黒い毛に反応させて、毛根にある毛乳頭に熱ダメージを与えて破壊するのは同じです。黒いものに反応するので、実は白髪には効果がないんです。
宮下
つまり、ヒゲにしても、体毛にしても白髪になってしまったら脱毛できないとういうことですか?!
髙瀬
そうですね、これらの方法だとできなくなります。ですので、白髪になる前に!と脱毛に駆け込んでくる方は男女ともにいらっしゃいます。そして、一度で脱毛が終わらない理由が、“毛周期”の問題です。メラニンを多く含み、濃く黒々としているのが、毛周期でいうところの“成長期”の毛なんです
宮下
生えている毛にも種類があるんですね
髙瀬
はい。毛の成長が止まった【退行期の毛】はメラニンが薄く、抜けかけや抜け落ちた後の【休止期の毛】は毛乳頭と毛が繋がっていないため、レーザーを照射しても反応しません。【成長期に当たる毛】にレーザーや光は反応するんです
宮下
成長期の毛をやっつけないと意味がない、ということですね
髙瀬
そうです。【成長期に当たる毛】はそのとき生えている毛全体の20%ほどなので、1回のレーザー脱毛で20%の毛が生えてこなくなる、というイメージです。次は、休止期だった毛が成長期に入る1ヵ月半〜2ヵ月後を目安にあてます。これを繰り返していくわけですが、ヒゲ脱毛で5〜6回が目安ですね。ヒゲをツルツルにというより、間引いて薄くしたいということでしたら、2〜3回ぐらいで止める方もいらっしゃいますよ
宮下
ダンディな大人を目指す僕としては、顔のヒゲは残しておきたいので、要らないアゴ裏のヒゲだけ、ツルツルにしたいです!
髙瀬
宮下さんのように、将来、顔のヒゲは伸ばしたい場合は、アゴ裏のヒゲだけレーザー脱毛でツルツルを目指すのがおすすめです。個人差はありますが、ヒゲが濃い場合、完全にツルツルにするのは10回ほど必要なケースもあります

宮下
なるほど……ツルツルが希望ですけど、まずは試してみます! 先生、ちなみに“脱毛サロン”とクリニックでの脱毛の違いってなんですか?