お風呂の入り方を変えるだけ!「カサカサ肌よ、さようなら」〈冬のボディケア>【宮下草薙のはじめて美容】第30回
今回のテーマは「冬のボディケア」。「ベタつくのが苦手!」というお二人にとって、ボディケアはスキンケアよりもハードルが高いはず。そう思いきや、実はちょっとしたことで乾燥を解決することができると、皮膚科医の高瀬先生。日々無理なく取り入れられるボディケアのポイントを教えていただきました!
「冬になると、脚がカサカサしてかゆくなるんです」(宮下)
宮下さん(以下、宮下)
よくスネがカサカサするとは聞くんですけど、僕の場合は、ヒザ裏だったり、モモ裏だったり。表面ではなく“裏面”がかゆくなるんです
髙瀬先生(以下、髙瀬)
乾燥や刺激から肌を守るバリア機能は、体の背面側のほうが弱いと考えられるので、そのためかと思われます。ただ、一般的に多いのは、ヒジやスネなど。こすれる摩擦でバリア機能が低下してカサカサし、その状態が進むと炎症が起こってかゆみが発生します。ヒジはテーブルなどについたりしますし、スネは洋服との摩擦などでカサカサやかゆみが起こりがちなんです
草薙さん(以下、草薙)
僕も、やっぱりスネがカサカサしてかゆくなるタイプ!
宮下
起きている時はかくのをガマンできるけど、寝ている間は無意識にかいちゃっているみたいで、気づいたら血が出ていることも。そうなったら病院に行って、薬をもらいます
髙瀬
日頃からボディクリームを塗ったり、せめてかゆくなってから塗ったりっていうのは……?
宮下
ないですね。ベタつくのがイヤなんで……
草薙
同じく、顔のスキンケアが限界です。でもクリームとかを塗っておけば、かゆくなるのを予防できるんですか?
髙瀬
そうです。なので、できればお風呂上がりにボディクリームを塗る、ということがルーティン化できればいいんですが……。でも、難しいのであれば、洗うところから見直していきましょう!
草薙さん
洗うところ?
髙瀬
意外と多いのが、冬もさっぱりと洗い上がるボディソープを使っているケースです。夏向きのさっぱりタイプは、皮脂を取り除くパワーが強いため、それが原因で乾いているケースも。今、使っているもので乾燥を感じていなければいいのですが、もし乾燥やかゆみを感じているなら、しっとりと洗い上がるタイプ、高保湿をうたっているタイプにボディソープをスイッチしてみてください
草薙
なるほど! 僕は昔っから、タワシみたいに硬いナイロンタオルを使ってゴシゴシ洗ってますが、なんかそれもダメな気がする……。でも、コットンでできた優しいタオルを使ってみたこともあるんですけど、汚れが落ちてないような気がして、なんか物足りないんですよ。我々は小学校の時からヘチマスポンジで洗ってきてましたから!
宮下
なつかしっ!(笑)確かに、あのくらい硬いやつでグリグリしなくちゃいけないと思ってたよな