【ニキビ肌の“冬保湿”問題】「ニキビは増やしたくないけど、頬はカサカサする!」(草薙)【宮下草薙のはじめて美容】第26回
今回は、皮膚科医の髙瀬聡子先生に乾燥が進む冬に向けて知っておきたいお手入れの知識を学びます。テーマは、ニキビ肌の“冬保湿”問題。草薙さんのようにベタついたり、ニキビが出るのに、頬はカサカサするという難しい肌の場合はどうすればいいのか、先生が的確にアドバイスをしてくれました!
今回のお悩みは草薙さんの冬の肌を心配しているマネージャーさんからの提案!
「あの、いいですか? 冬の乾燥シーズンって、草薙はニキビがあるから、保湿するとひどくなるんじゃないかって怖いらしくて……」。
草薙さん(以下、草薙)
それでも、この連載が始まってから、お風呂上がりに化粧水や乳液をつける、ということはするようになったんですよ!
髙瀬先生(以下、髙瀬)
素晴らしいです! 実際、肌の調子も見た目にも良くなったように見えます。以前は、乾燥でキメがめくれて、肌表面が粉吹きっぽくなっていたのがおさまってきています! ちなみに、草薙さんは、夏と冬でアイテムを変えたりしますか?
草薙
……え? 一切、変えないですね。というか、季節によって、そもそもアイテムを変えなくちゃいけないんですか?
髙瀬
いつも通りのお手入れをしていて、乾燥しなければいいのですが、もしカサカサするなど乾燥を感じるなら、冬は使うアイテムを変えたほうがいいですね
草薙
そうなんだ……。そもそも、乾燥を今まで気にしたことはなくって。加湿器も去年初めて買ったぐらいだから……
宮下さん(以下、宮下)
前に住んでいたアパートはめっちゃ、じめっていたからなぁ……。カビ取り剤自体がカビるぐらいだったし、部屋の中で霧を見たし(苦笑)。でも、あの部屋にいたときは朝起きても喉が乾燥しているとか、肌がカピカピとか感じたことなかったもんなぁ〜(遠い目)
草薙
絶対よくない湿気だったとは思うけどね(苦笑)
髙瀬
最近、ニキビのほうはいかがですか?
草薙
たまにできるけど、以前よりは減った気がする……けど、宮下、どう思う?
宮下
確かに、草薙名物の“メイクオフ後におしぼりで顔を拭いたら、腫れ上がったニキビから出血して、おしぼりが血だらけになる”っていう惨事には最近遭遇してないかも!
髙瀬
それはよかったです! きちんと保湿してニキビが落ち着いてきたということは、それまでは肌表面が乾燥しすぎていて、これ以上、肌の中から水分が奪われないように!と必要以上に肌が皮脂を分泌して守っていたのが原因だったのかもしれませんね。今は、皮脂が過剰に分泌されず、ニキビ菌が増えにくい環境になったのだと思われます。ただ、やはり冬は特に乾く季節なので、保湿効果の高いもの、たとえば「高保湿」とうたっているものだったり、みずみずしいテクスチャーではなく“こっくり”、なんならべったりするものに変えて、外の乾燥から肌を守る“壁”を強化したほうがいいかも
草薙
でも、先生! お言葉を返すようですが……
宮下
おい、急に先生に歯向かうな‼︎
草薙
さっきおっしゃっていたような、なんか“べっとりするもの”をつけると、かゆくなるんです!
宮下
まぁ、確かに、ベタつきが気になった瞬間にかゆくなるのもわかる