編集部|ビューティー
05.Nov.2020

「片頭痛を早く治したい!」医師に聞いた、正しい対処法・悪化させるNG行動、日常生活でできる予防法

片頭痛持ちでつらい……。症状が出たら「とりあえず薬を飲む」という人は多いのでは? でも、もしかしたら日常生活で悪化させるNG行動をしているかも……。そこで今回はおおこうち内科クリニック 大河内昌弘理事長・院長に、片頭痛の主な症状や正しい対処法、日常生活で気を付けるべきことまで聞いてみました!

【目次】

Q1:片頭痛ってそもそも何? 主な症状、特徴って?

片頭痛とは、日常生活への支障が大きく、 悩んでいる人が最も多い慢性頭痛の一種のことです。片頭痛の症状・特徴は、頭の片側、あるいは、両側が脈を打つようにズキン、ズキンと痛む点です。頭の血管が脈を打つ様子が感じ取れるため、「頭の中に心臓があるような状態」と訴える方もいます。片頭痛の方の8割は、頭痛にともなって悪心や嘔吐がみられます。吐くと症状が和らぐことも一つの特徴です。頭痛に嘔吐を伴う場合、その頭痛は片頭痛である可能性が高いと考えていいでしょう。

頭痛が生じる前に、目の前がチカチカする、吐き気がするなどの前兆が現れることがありますが、多くの場合はこうした前兆がないまま頭痛が始まります。片頭痛の痛みは、ストレスや気圧の変化、月経周期などをきっかけとして誘発されることもあれば、明らかな誘因がなく発症することもあります。

また、片頭痛が起こっているときは音や光に敏感になっていることが多いため、少しの刺激でも吐き気を誘発してしまいます。普段は気にならない程度の臭いですら気持ち悪くなってしまうこともあります。階段の昇り降りや歩行などといった日常生活の動作に関連して症状が強くなることもあるため、日常生活がままならなくなるケースもあります。

Q2:片頭痛の原因・メカニズムって?

片頭痛の原因は必ずしも明らかになっているわけではなく、さまざまな原因が考えられています。寝不足、寝過ぎ、空腹、疲労、ストレス、ストレスからの解放、大きな音、強い光、強い臭い、人混み、気圧・温度・湿度の変化、飲酒や喫煙、女性なら出産、更年期、月経や排卵といった、ふとした日常生活の行動や環境の変化、女性ホルモンの変動などが、片頭痛を誘発するといわれています。

他にも、電車などの移動中に見る窓越しの風景や、車やバスなどのエンジンの振動も脳の刺激につながります。また、血管を拡張・収縮させる成分が含まれるオリーブオイル、チーズ、赤ワインなどの摂り過ぎも、片頭痛の引き金になることがあります。

メカニズムとして、片頭痛が起こりやすい人は、痛みがないときでも、痛みを感知する「神経系細胞」が正常とは異なった状態になっていることが考えられています。ここでは、セロトニンをはじめとする情報の伝達物質が片頭痛の発症に関与していると推定されています。その他、脳神経の三叉神経から過剰に放出される「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」という「ペプチド」が何らかの関与をしていることも判明しています。
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