【目次】
Q1:片頭痛ってそもそも何? 主な症状、特徴って?
頭痛が生じる前に、目の前がチカチカする、吐き気がするなどの前兆が現れることがありますが、多くの場合はこうした前兆がないまま頭痛が始まります。片頭痛の痛みは、ストレスや気圧の変化、月経周期などをきっかけとして誘発されることもあれば、明らかな誘因がなく発症することもあります。
また、片頭痛が起こっているときは音や光に敏感になっていることが多いため、少しの刺激でも吐き気を誘発してしまいます。普段は気にならない程度の臭いですら気持ち悪くなってしまうこともあります。階段の昇り降りや歩行などといった日常生活の動作に関連して症状が強くなることもあるため、日常生活がままならなくなるケースもあります。
Q2:片頭痛の原因・メカニズムって?
他にも、電車などの移動中に見る窓越しの風景や、車やバスなどのエンジンの振動も脳の刺激につながります。また、血管を拡張・収縮させる成分が含まれるオリーブオイル、チーズ、赤ワインなどの摂り過ぎも、片頭痛の引き金になることがあります。
メカニズムとして、片頭痛が起こりやすい人は、痛みがないときでも、痛みを感知する「神経系細胞」が正常とは異なった状態になっていることが考えられています。ここでは、セロトニンをはじめとする情報の伝達物質が片頭痛の発症に関与していると推定されています。その他、脳神経の三叉神経から過剰に放出される「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」という「ペプチド」が何らかの関与をしていることも判明しています。