編集部|ビューティー

「片頭痛を早く治したい!」医師に聞いた、正しい対処法・悪化させるNG行動、日常生活でできる予防法

Q3:片頭痛が起きたときの対処法って?

「静かで暗い環境に身を移して休むこと」、「痛む部位を冷やすこと」、「できるならばカフェインを含む飲み物を摂取すること」、「薬を飲むこと」が、片頭痛が起きた時に有効となる主な対処法です。

【対処法1】静かなところで暗くして安静にする

静かなところで部屋を暗くして安静にするのが片頭痛には一番の特効薬です。リラックスできる環境に避難できたら、可能であれば少しの間だけでも眠ると良いでしょう。睡眠をとることで、体が自然と広がった血管をもとに戻してくれます。しかし仕事中など突然発作が起きてしまい、ひと眠りが無理な状況の場合は、椅子に座って静かにするだけでも痛みの症状が軽くなります。

【対処法2】頭を冷やす

冷やすことは効果的で、温めるとかえって逆効果に。保冷パックや氷まくらをタオルなどに包み、頭の下に敷いた状態であお向けに寝ましょう。また、額やこめかみ、首すじにぬれタオルなど冷たい物を乗せるのもよいです。冷やすことで血管が収縮し動脈の拍動を抑え、ズキンズキンとした痛みを軽減させる効果が期待できます。一方、入浴やマッサージなどは血管を拡張させるので痛みが増すことになり逆効果になります。

【対処法3】カフェインを含む飲み物を適量摂取する

コーヒー・紅茶・日本茶などに含まれるカフェインは血管を収縮する作用があり、痛み始めに飲用すると脳動脈の拡張が抑えられ、痛みが軽減する可能性があると言われています。ただし、カフェインが切れたところで今度は血管が逆に拡張してしまい、痛みがかえって出てしまうこともあるので、飲み過ぎはおすすめできません。

【対処法4】薬を飲む

片頭痛に効果的な薬剤としてはトリプタン系薬剤があります。トリプタン系薬剤は脳の血管に作用して広がり過ぎた脳の血管を元の太さに戻し、三叉神経からの神経ペプチドの放出を抑え込む役割を果たします。また、トリプタン系薬剤は三叉神経が受けた刺激の情報が大脳に伝達されるのをブロックし、片頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐、光過敏・音過敏などの症状も抑えることができます。一方、片頭痛に市販の痛み止めはあまり効果がありません。

Q4:片頭痛が起きているときにしてはいけないことって?

【悪化させるNG行動1】血管を広げる入浴は厳禁

入浴は全身を温め、血行を改善してくれるだけでなく、心身の緊張をほぐしリラックスさせてくれます。しかし、片頭痛の痛みがあるときは、かえって痛みを強めてしまうので、入浴は避け、どうしても体を洗いたいときはシャワーなどで軽く済ませる程度にしましょう。

【悪化させるNG行動2】血行を良くするマッサージや運動は厳禁

マッサージや体操、軽い運動は血行を良くしますので、片頭痛には逆効果になります。

【悪化させるNG行動3】アルコール摂取、特に赤ワインの摂取は要注意

片頭痛の最中にアルコールを飲むと、痛みはひどくなります。これはアルコールが体内に入って分解されて、二日酔いの原因でもあるアセトアルデヒドに変わると血管を刺激して血管が開き、片頭痛の誘因となってしまうのです。
アルコールの中でも、チラミンという物質が含まれている赤ワインは特に要注意。チラミンは血管を収縮させる作用がありますが、その収縮作用が消える際に反動で血管が拡張して、片頭痛を誘発するといわれています。

【悪化させるNG行動4】食事を抜く

空腹で血糖値が下がると片頭痛が起きやすくなるので、おなかがすいてきたなと感じたら軽く何かを食べるようにしましょう。食事は朝昼晩3食きちんと食べることが、頭痛予防の観点からも重要です。

【悪化させるNG行動5】ブルーライトを発するデジタルデバイスの使用

オフィスの照明が蛍光灯からLED照明に変わった途端、頭痛発作が起こるようになったという方が非常に増えています。光刺激が片頭痛を引き起こしているとされる科学的根拠も報告されてきています。そのため、ブルーライトを発するデジタルデバイスの使用を控えることをおすすめします。
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