編集部|ビューティー

「片頭痛を早く治したい!」医師に聞いた、正しい対処法・悪化させるNG行動、日常生活でできる予防法

Q5:なるべく片頭痛が起きないように日常生活で気を付けるべきことって?

【日常生活でできる予防法1】眩しい光や騒音を避ける

片頭痛の誘因となる強い光やうるさい音をできるだけ避けましょう。

【日常生活でできる予防法2】生活習慣を改善する・ストレスをためない

片頭痛の発作メカニズムは明らかになってはいませんが、何らかの刺激的な誘因によって起こります。つまり発作の予防として大事なのは、発作の誘因になるようなものを日ごろから減らすよう心掛けること。例えば、睡眠不足・睡眠過多・過労等による過度なストレス・長時間の一定姿勢の保持・過剰なアルコール摂取(特に赤ワイン)などに注意すると、片頭痛を予防することができます。

【日常生活でできる予防法3】睡眠不足や寝過ぎに注意する

発作時に睡眠をとることは片頭痛の軽減に効果的です。睡眠時間が短いと片頭痛が起こりやすくなります。逆に、睡眠をとりすぎても片頭痛を起こしやすくなります。睡眠の過不足がホルモン分泌などに作用して頭痛が起きるのではないかと考えられているのです。日本人の平均睡眠時間は6~8時間といわれていますが、適切な睡眠時間の量については個人差があり、基準を設けることはできません。日中に快適に活動できる睡眠時間を取るようにしましょう。

【日常生活でできる予防法4】食べ物にも注意が必要

特定の食べ物や飲み物を摂ると片頭痛が起こることがあります。かつて欧米でよく知られたものとして、「ホットドッグ頭痛」と「中華料理屋症候群」があります。前者は、ホットドッグに使われているソーセージの添加物として使われている亜硝酸ナトリウム、後者は中華料理屋で大量に使われることのあるグルタミン酸ナトリウムが原因とされています。他にもチーズ(特に熟成度の高いもの。ブルーチーズなど、含有されるチラミンによる)、赤ワイン(含有されているチラミン、硫酸塩、ヒスタミンなどによる)、チョコレート(特にカカオの濃いもの)でも片頭痛が誘発されることがあります。

頭痛を起こしやすい食品

●チーズ(特に熟成度の高いもの)
●アルコール(特に赤ワイン)
●チョコレート、ココア
●魚や肉(特に燻製にしたもの)
●ベーコン、ソーセージ、サラミなど(亜硝酸化合物による)
●柑橘類
※チラミンは、発酵過程の副産物としてタンパク質が分解されてできるため、発酵食品や熟成した食品に多く含まれます。また、柑橘類にも含まれています。

逆に、片頭痛の予防のために積極的に摂った方が良い食品としては下記のものがあります。

片頭痛予防で積極的に摂ると良い食品

●血管を弛緩させてくれる「マグネシウム」を多く含む食品:わかめ、ひじき、バナナ、大豆製品やナッツ類など
●血管拡張による抗炎症作用が強い「オメガ3脂肪酸」を多く含む食品:サーモンやイワシなど
●ビタミンB群、特に血圧を下げる効果がある「B2」を多く含む多く含む食品:納豆、レバー、肉類、ウナギ、ほうれん草、ヨーグルトや牛乳など
●脱水による頭痛の改善効果のため「水分」を多く含む食品:すいか、きゅうりやトマトなど

【日常生活でできる予防法5】首周りの体操をする

毎日、数分間、腕や肩を回す運動を心がけましょう。首の後ろの筋肉をほぐすことで、片頭痛を起きにくくすることが期待できます。

【日常生活でできる予防法6】予防薬を飲む

片頭痛発作が頻回の方は、予防薬の服用をお勧めします。
・カルシウム拮抗薬(ロメリジン:血管拡張効果があり血管の収縮を抑え、最初の収縮が起こりにくくなる)
・β遮断薬(プロプラノロール:血管拡張効果がある。末梢血管や自律神経へ作用する)
・抗てんかん薬(バルプロ酸ナトリウム:神経の興奮を抑える)
・アミトリプチリン(トリプタノール:セロトニン放出を抑える)
などが有効です。ただし、効果があるかの判断には少なくとも2ヵ月ほどかかります。

教えてくれたのは……おおこうち内科クリニック 大河内昌弘理事長・院長

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平成2年 名古屋市立大学医学部卒業。平成24年 おおこうち内科クリニックを開設。平成27年 医療法人大河内会を設立、理事長に就任。「全身を診る」ことをモットーにし、どんな人も見捨てない、困った時にあそこなら何とかしてくれると思える、医療業界のAmazonを目指し、日々、大感動を与える医療と究極のホスピタリティを実践している。
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