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有村藍里「自分をもっと好きになるための“一歩”」

有村藍里「人との会話を“難しい”と考えてしまう私が、30歳になってようやく気づいたこと」【連載第34回】

変に思われないかな……? 私は会話のキャッチボールが苦手

30歳にもなって、とても情けないことなのかもしれませんが、私は最近になってやっと、言葉や表情や身振り手振りでしっかり相手に伝えないと自分の想いは伝わらない。

そして「相手に伝わらないと意味がない」

ということを理解しました。

ずっと、出来ているつもりでいました。
自分が不器用だってことは、分かってくれる人は分かってくれているから大丈夫……と甘えていた部分もあると思います。

私は、昔から「あの子は感情表現が少ないから、なにを考えているのかわからない」と言われることが多かったです。

自分なりにきちんと仕事に取り組みたい一心で接していたつもりでしたが、「あの子は愛想がないね」という言葉を耳にすることがあったり、撮っていただいた写真を見せてもらった時に、本当に素敵な写真だったので「嬉しい!」と心の底から思っていても、その後「あまり気に入ってもらえてなかったのかな……?」とカメラマンさんが気にしていらっしゃったよと人づてに聞いたり……。

何人かのお友達とどこかに出かけたりした時にも、「楽しんでる? 大丈夫?」というようなことを言わせてしまうようなこともありました。
私は、小難しく余計なことを考えながら会話をしてしまう癖があります。人と人との会話。投げてくれたボールを受け止め、それを投げ返す。ただそれだけのことなのに「難しく」考えてしまいます。

まだあまり打ち解けてない人との一対一の会話が難しいのはもちろん、大勢での会話はもっと難しいです。

そもそも自分のことを話すのもあまり得意ではありません。

こうやって文章にすると、ゆっくり考えながら何度でも書き直してから伝えることが出来ますが、会話となるとそうもいきません。

ありきたりな言葉を返すだけで良いのだろうか、媚びていると思われないだろうか、変に思われないだろうか――そんなことがいつも頭の中を支配しています。それが顔に出てしまっていることが原因で、表情が強張っていたり、ぼんやりとした無表情になってしまっていたり、笑顔が少なくなってしまうんだと思います。
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