教えてくれたのは…

《皮膚科医・髙瀬聡子先生》
ウォブ クリニック 中目黒総院長。ていねいでわかりやすいカウンセリングで大人気。雑誌やテレビなどの出演多数。

《美容家・石井美保さん》
トータルビューティサロン『Riche』主宰。的確なケア提案は「肌が変わる!」と話題に。著書も大ヒット中。

《ビューティライター・楢﨑裕美さん》
コスメ好きが高じてOLからライターに転身。スキンケア企画を担当することが多く、美肌理論やケア法の取材多数。
美肌三賢者に聞く「アラサーが今すべきスキンケア」
髙瀬先生:肌の曲がり角は7の倍数の歳にくるとされていて、with世代はまさに曲がりドキ。肌の生まれ変わりのリズムが乱れ始め、それが部分的な乾きやくすみとして表面に表れてきています。まずは、鏡でメイクをチェックするだけではなく、スキンケアをするときに自分の素肌を見つめてみて。そのうえで、自分の肌に合うケアやコスメに変えていく必要があります。
石井さん: 私自身、皆さんの年齢のときは、くすみと毛穴が目立つ極度の乾燥肌でした。でも、いろいろ試行錯誤した結果、正解だったのがクレンジング&洗顔の見直しでした! それまでゴシゴシ洗って、熱いシャワーですすいでいましたが、それをやめて、とにかく肌をこすらず洗い、冷たくない水を手ですくってすすぐようにしただけで、みるみる改善していったんです。
髙瀬先生: 石井さんのおっしゃるとおり、まず、変えるなら洗うケア。肌に負担をかけずに落とせるミルククレンジングなどにスイッチしてほしいですね。
石井さん:はい、本当に。そういうマイルドなクレンジングで落とせるファンデに切り替えて洗い方も見直すと、肌の赤みなどトラブルが消え、メイクで隠す必要がなくなるので、試してほしいです。また、朝、洗顔料を使わないという声も聞きますが、with世代には朝洗顔はマスト。今はSNSも含め美容情報が溢れているので、間違ったケアを取り入れたことが原因で肌トラブルが起こっているケースも。
楢﨑さん:きちんと自分の肌や年齢にあったケアをしてほしいですね。そういう意味では化粧水だけで終えている人も多いように思いますが……。
髙瀬先生:皮脂分泌が落ちてくる年頃なだけに、油分を足すケアはマスト。乳液やクリームが苦手なら、ジェルでもOK。部分的でいいのでぜひ。
石井さん:私がやっぱりwith世代に推したいのは、乳液です。乳液を使っている肌は一目瞭然。肌が硬いと毛穴が開いたままでロックされて目立ちやすくなりますが、乳液で柔らかくほぐされている肌はきちんと毛穴が開閉するので、毛穴も目立ちにくい。毛穴に悩んでいる方こそ、使ってほしい!楢﨑さんそれに加えてエイジングケアも始めた方がいいんですかね? 昔と違ってシミなどはないのですが、ほうれい線やあごのたるみが目立つ方も。
髙瀬先生:エイジングケアコスメは早く使って悪いことはまったくありません。どんなコスメでも言えるのは、過剰な刺激がないか、心地よいか、続けてみてトラブルがないか。誰かのオススメではなく自分の肌にあうものを、ひとつずつ選んでいってくださいね。
今すべき 3 つ のこと
1. オフのケアを見直す
2. スキンケアの正しい基礎知識を身につける
3. 自分の肌をよく知り、悩みに効くコスメを使う
三賢者の美容語録
髙瀬先生
・間違ったケアを続けていると、悩みを拡大させることも。
・メイクをするときのようにスキンケアのときも肌を見て!
石井さん
・実践している美容法ってどこからの情報なんでしょう?
・乳液をつけたことないって聞いてビックリしました!
楢﨑さん
・間違ったケアを続けていると、悩みを拡大させることも!
・メイクをするときのようにスキンケアのときも肌を見て!
●再構成with online編集部 ●商品情報はwith2020年10月号発売時点のものです。