たった1本のシワでも老け顔に見えてしまうもの。できるだけシワは増やしたくありませんよね。シワケアについて皮膚科医“髙瀬聡子(たかせあきこ)先生”に教えていただきました。自分のシワの種類を知り、正しい改善方法を実践しましょう。シワは深く刻まれてしまうと改善するのは至難の業。シワを作らないためのケアも重要です!
目次
1.シワについて教えてくれたのは皮膚科医“髙瀬聡子(たかせあきこ)先生”
皮膚科医“髙瀬聡子(たかせあきこ)先生”
皮膚科医で、ウォブクリニック中目黒総院長。専門は皮膚科と美容皮膚科。2003年、スキンケア化粧品「アンプルール」の研究開発に携わり、2007年にウォブクリニックを開設。丁寧でわかりやすいカウンセリングで、美容医療と薄毛治療についてとくに人気が高い。雑誌、テレビなどでも活躍中。
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2.シワの種類は3タイプ!
ふと鏡を見たときに、いつもなら戻るシワが戻らないという経験はありませんか? どうやってシワはできてしまうのでしょうか。
シワは乾燥だけが原因ではありません。シワには3つのタイプがあります。シワ対策は予防が肝心。深いシワになる前に正しいお手入れを!
小ジワ
乾燥によって肌表面に現れる、浅く細かいシワが小ジワです。水分不足の角層は容積がしぼんでしまうので、余った部分が寄ることで起きるシワ。
乾燥が原因のため、若い人でもドライスキンならば小ジワが現れることもあります。
表情ジワ
表情ジワは、笑ったり怒ったりと表情を作るときにできるもの。顔の筋肉である表情筋が過剰に収縮することでヒフに折り目がつき、それが定着することによってできます。表情シワは年齢とともに深く刻まれていきます。
加齢ジワ
年齢を重ねていくと、真皮のコラーゲンやエラスチンがもろくなったり変性します。そうしてできるのが深いシワ。コラーゲンが減少して肌の弾力が弱くなり、目元や頬のヒフを支えきれず、目の下のシワやほうれい線が深くなってしまいます。
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