ビューティー
恋が生まれるメイクの教え
29.Feb.2020

【イガリシノブ×長井かおり】オフィスビューティーの歴史を振り返る

人気ヘア&メイクアップアーティストであり、実は仲良しなおふたりが、オフィスビューティーの変遷について独自の目線で分析。そして、今は“個性を大切にする時代”であることを、再認識!
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(右から)
withOL メイクの指南役 イガリシノブさん
今っぽい抜け感メイクで大人気。冷静に時代を読むチカラにも定評あり。大ヒット連発のコスメブランド「WHOMEE」のプロデュースも!

好感度メイクの達人! 長井かおりさん
“日本一予約の取れないメイクレッスン” が話題になり、著書の累計が20万部を突破。新著に『世界一わかりやすいメイクの教科書』。

オフィスの華時代《’80s》

「’80年代はみんなが自信を持っていた感じがする!」 by長井

「1から100まで“手入れされてる感”がすごい」byイガリ

イガリ ソバージュで前髪を“トサカ”のように立ち上げるか、ワンレンだったザ・バブル時代。1から100まで手をかけてるよね。この前髪も毎晩、必ずカーラー巻いて仕込んでたんだから。

長井 聖子ちゃんカットもそうだけど、今なら“私には似合わないかも……”って躊躇しそうなところ、そんなことお構いなく、“流行っているから”“可愛いから”っていう理由だけで、みんながしていたところが超ポジティブ。自分に自信をもってた時代なんだね。

イガリ お金があったから、気持ちにも余裕があったのかもね。さすが、バブル(笑)。いずれにしろ、この時代のファッションも“まぶい”とか流行った言葉も可愛くて私は好き♡

強い女性が活躍!《’90s》

「制服を着て“没個性”みたいな感じ」byイガリ

「’90sは女性の転職も増えていたよね!」by長井

長井 バブルの崩壊や、男女差別をなくそうという動きによってバリバリ働く女子も増えたみたい。「とらばーゆ」や「salida」といった女性向けの求人・転職雑誌も流行っていたようだし。

イガリ “女も頑張ろう”みたいな流れになってきて、メイクでも強さを出していくみたいなのが、あったのかもね。就職氷河期というのもあって、学歴主義もすごかったみたい。

長井 その一方で、制服を着て仕事をするOLさんが、今より多かったイメージもあるよね。今でもある口紅やアイシャドウの色指定のルールとか、この時代にできたものも多そう。

イガリ 働く女性の間での格差がどんどん広がっていたのかもね。

キャリアウーマン時代《’00s》

「とにかく“規格から外れないこと”を重要視」by長井

「働く女性はオシャレしなくていいみたいな」byイガリ

長井 私たちもそうだったけど、女性たちもがむしゃらに働くようになった時代だよね。プライベートの時間がなかなかとれなくて、“結婚OR仕事?”の選択を迫られている人も多かったなぁ。

イガリ 黒いスーツと就活メイクもこの頃からだよね。

長井 そうそう! 私、就活写真のためのヘアメイクのバイトをしたとき、就活生の前髪が一糸乱れないようにピターッとなでつけるのがいちばんの仕事だったよ。好印象より、規則から外れないことのほうが大事で、それで内定がとれるって、今考えると不思議だよね。

多様化の時代《’10s》

「今は個性の時代なのに内面が見えない人が多い」byイガリ

イガリ パンテーンの「#就活をもっと自由に」プロジェクトをはじめ、採用面接や内定式で服装も髪型も自由でOKという会社も増えてきたんだって。

長井 私も就活メイクの講師を頼まれたときに、「その人の個性を引き出すメイクを教えてください」と言われて、変わってきたんだなって思った! 今は自分になじんで似合ってさえいたら、いろんな色を使ってイイんだな、と。

イガリ そうそう、たとえルールがあっても、その中で自分らしさを出せるかが、センスの問われどころになってきたよね。イイ男をつかまえるためにメイクしている人もいるけど、それって、一瞬、取り繕うことができても、いずれ“我”が出てくるんだから。そういう意味でも、もっと“我”を出していこっ!

「“ナチュラル感”は大切に、もっとオフィス美容をおしゃれに楽しんで!」by長井

「誰かと比べてじゃない“自分らしさ”を手に入れて」byイガリ

撮影/水野昭子 取材・文/楢﨑裕美 
再構成 with online編集部 ※商品情報はwith2020年4月号発売時点のものです。
 
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