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「生理じゃないのに下腹部が痛い…」見逃してはいけない病気のサインかも!? 考えられる病気は?【婦人科医監修】

生理じゃないのに下腹部が痛い……。もしかしたら病気が隠れているサインかも!? 今回は、直レディースクリニックの竹村直也院長に、生理の時期以外での下腹部痛について、考えられる婦人科系の病気や対処法などを伺いました。

【目次】

Q1:生理じゃないのに…! 生理の時期以外で“下腹部痛”があったとき、考えられる婦人科系の病気は?

<考えられる原因&対処法①>子宮内膜症

生理痛が非常に強い場合、子宮内膜症という病態が隠れていることがあります。生理のある女性の5%~10%が子宮内膜症を患わっていると考えられています。子宮内膜症とは本来子宮の内側の壁を覆っている子宮内膜組織が、それ以外の場所で増殖し、生理のたびにその場所で出血を繰り返す病気です。

生理のある限り出血を繰り返すため、閉経まで病態は進行します。進行すれば生理の時以外にも常に下腹部が痛い状態が続きます。排便時や性交時の痛みを伴うこともあります。子宮内膜症のよくできる場所は子宮表面、卵巣、卵管などです。卵巣で子宮内膜症の出血を繰り返した場合、「チョコレートのう腫」という病態になります。チョコレートのう腫は0.7%前後で卵巣がんが発生すると報告されており、注意が必要です。
子宮内膜症の病態が進行するとお腹の中の臓器が癒着をおこします。例えば卵管で子宮内膜症の病態が進行するとこの癒着のために卵管が狭くなったり、閉鎖しますので不妊症の原因になります。実際に不妊症の患者さんでは子宮内膜症の頻度は15~25%にのぼると言われています。

正確な診断は実際にお腹の中を腹腔鏡などの手術器具を用いて観察することです。ただし生理痛のある女性全員に手術を行うことは非現実的です。このため生理時の症状や内診、エコー検査、採血などを用いて臨床的に子宮内膜症との診断がなされます。
低用量ピルなどの薬物療法や手術など、患者さんの年齢、病状や社会的背景を考慮して治療方法が選択されます。
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