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「生理じゃないのに下腹部が痛い…」見逃してはいけない病気のサインかも!? 考えられる病気は?【婦人科医監修】

<考えられる原因&対処法⑥>PMS(月経前症候群)

PMS(Premenstrual syndrome; 月経前症候群)とは生理前3~10日間に続く精神的あるいは身体的症状で、生理が来るとともにその症状が弱まったり無くなったりするものをいいます。下腹部痛、腰痛のほかに症状としてはいらいら、のぼせ、おなかの張り、頭重感、怒りっぽくなる、頭痛、乳房痛、落ち着きがない、憂鬱などがあります。

PMSの原因は排卵した後に分泌される黄体ホルモンの影響が関与していると考えられています。黄体ホルモンの本来の働きは子宮内膜を受精卵が着床しやすいように整え、妊娠を助け、妊娠した場合は分泌が続き、赤ちゃんが育ちやすい子宮環境を整えます。妊娠していなければ分泌量が減少し、生理が来ます。黄体ホルモンが分泌されている期間に体調が悪くなる、ということです。

程度の差は様々ありますが20代~30代女性の約70~80%が生理前に何らかの症状を伴うと考えられます。欧米と同じ基準を用いた日本での研究では、社会生活困難を伴うほどのPMSの頻度が5.4%あると報告されています。
対処法としては、症状日記をつけて発症の時期、症状の程度を把握してPMSに対する理解を深めましょう。また、規則正しい生活、良質な睡眠、定期的な運動を心がけることも大切です。アルコールやカフェインの摂りすぎは症状が増悪するので注意しましょう。

治療としては漢方、抗うつ剤などがあります。また、今すぐの妊娠希望がなければピルが効果的です。

<考えられる原因&対処法⑦>性感染症

クラミジアや淋菌といった性感染症で下腹部痛が起こることもあります。お腹の中でこれらの菌が広がっていくと下腹部痛をおこしたり、おりものの異常が出る時があります。放置していると不妊症の原因にもなります。ただしこれらにかかっていても必ず症状が出るわけではありませんので、婦人科で調べてもらうことが大事です。

このほかにも子宮がん、卵巣がんなどの婦人科のがんで下腹部痛を起こすこともあります。がんによる下腹部痛はある程度進行していることが多いです。
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