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「症状がなくても定期的に婦人科は受診して」産婦人科医が解説する、女性が自分の身体を守るために知っておきたいこと――自分に合った婦人科を選ぶには? HPVワクチンは大人が打っても効果がある?

婦人科というと、なんだか行きにくいイメージがありませんか? しかし本来ならば、なにか気になることがあればすぐに頼りたいところ。生理痛やPMSがひどかったり、生理の時の痛みがいつもより強かったり……。「まあ、大丈夫か」と思ってつい放置しがちですが、もしかしたら重大な病気が潜んでいる場合も。今回は、YouTubeやSNSなどを通して、女性の健康に役立つ情報を発信している産婦人科医の高橋怜奈先生に、婦人科診察の疑問点について伺ってみました。

Q.どのような症状の時に、婦人科に行った方がいいですか?

20歳以降は、症状がまったくなくても2年に1回は受診して、子宮頸がんの検診を受けてほしいです。子宮頸がんは、基本的には性行為や性的な接触が原因で感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因です。性交経験がまったくない人であれば感染の機会がないので、子宮頸がんを発症するリスクはゼロに近く、内診自体も痛く感じてしまうでしょう。そのため性交経験のない人は無理に子宮頸がん検診を受ける必要はありませんが、厚生労働省の推奨では性交経験の有無は明記されていないので心配であれば産婦人科に相談していただきたいです。

性交経験が一度でもある方は、なにも症状がなくても20歳以上であれば、定期的に婦人科で検診を受けてほしいとは思います。またそれ以外でも生理の異常や何か困ったことがあればいつでも受診してほしいです。(高橋先生、以下同)

Q.子宮頸がんの症状は自分でもわかるの?

子宮頸がんの初期は、自覚症状がないことがほとんどです。おりものの変化や不正出血で受診して子宮頸がんがみつかる人もいます。だから症状がないときから検診を受けていただきたいのです。

Q.その他、どんなトラブルがあったら婦人科に行った方がいいですか?

いつもよりおりものが多いとか、臭いがきつい、陰部のかゆみなど、気になることがあったら気軽にいらしてください。婦人科だと保険診療で薬も処方できますし、病気かどうかの診断もできます。つい我慢しがちな生理に関するトラブルも、そのままにせずに相談しに来てください。痛み止めを飲まないと我慢ができないほどつらい場合や、生理前の不調であるPMS(月経前症候群)やPMDD(月経前気分不快障害)の症状も治療ができます。
他には性交痛の相談も多いです。性交痛の原因を調べて、治療することもできます。

また、女性に意外と多い膀胱炎の症状も、婦人科で診ることのできる医療機関もあります。これは医療機関にもよるので、受診前に診察が可能か問い合わせることをおすすめします。性感染症が原因で膀胱炎のような症状になることもあるので、注意が必要です。しかし、膀胱炎を繰り返したりする場合や婦人科での診療でよくならない場合には、泌尿器科で診てもらうようにしてください。婦人科から泌尿器科に紹介することも可能です。
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