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「家庭内の問題は細いチェーンが絡まった状態」夫婦関係を長く円満に続けていくコツとは?【漫画家・ひうらさとる先生インタビュー】

大ヒット漫画『ホタルノヒカリ』を生み出した漫画家・ひうらさとる先生が、漫画アプリ『Palcy(パルシィ)』にてスタートした新連載『聖ラブサバイバーズ』。アラフォー女性たちが性愛について向き合い、ハッピーエンドの“その先”をテーマにした本作ですが、この度第1巻発売を記念して、ひうら先生にインタビュー! インタビュー2回目となる今回は、夫婦関係を長く円満に続けていくコツなどについてお伺いしました。

家庭内の問題は細いチェーンが絡まった状態

――作中でも、セックスレスに悩む女性が一生懸命に夫を誘ってみるけど、流されてショックを受ける……というシーンがありました。実際、そういうときって、どうしたらいいんでしょう。

ひうらさとる先生(以下、ひうら):いろんな事情があると思うんですが、男性側の話を聞いてみると、昔ほどできなくなったというのは確かにあるそうなんですね。そこにプレッシャーをかけられると、なおさらできなくなってしまう。身体が機能しなくて最後までできない、というのは男性にとってかなり自信を喪失させる状態なので、「疲れた」とか「最近は性欲がない」とか言ってやりすごす、というのは聞いたことがあります。まあ、だからといって女性側の努力を無碍にしていいわけじゃないですけれど。
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――セックスレスなのに、他の女性とは楽しそうに飲みに行ったり、AVは観ていたりする、ということで傷つく女性もいますよね。

ひうら:プレッシャーに耐えられなくなって、ちょっとだけ逃避しただけだと思うんですけどね。まあ、傷つくし、怒りたくもなりますよね。ただ……これは夫婦問題に限った話ではないですが、感情的になって物事がうまくいくことってあんまりないじゃないですか。

――ないですね……。

ひうら:だから、なるべく自分を機嫌のいい状態にしておく努力はしてもいいんじゃないかな、と個人的には思います。「あれ? 私めちゃくちゃイライラしてるな」と思ったら、彼の悪いところに着目するのではなくて、自分の目的はなにか、なにが達成されたら嬉しいのかを考えてみる。そうするとね、たとえば「なんで豆腐を買ってこなかったんだ」って腹を立てていたつもりだったけど、そもそも家事分担の不平等に納得がいってなくて、豆腐を買い忘れたことで不満が爆発した、っていうこともある。

――あ、ありそう……!

ひうら:家庭内の問題ってたぶん、細いチェーンが絡まった状態だと思うんです。力づくで引っ張っても絶対にほどけないから、どこが一番こんがらがってて、どこからなら着手できるか、冷静に見つめなおしたほうがいいし、それなりに時間もかけたほうがいい。彼の機嫌をとるために我慢するのではなく、自分を心地よい状態にしておくために、できることをするんです。

――たしかに。「なんで私ばっかり我慢しなきゃいけないんだ!」と思うと腹が立ちますけど、自分のために必要なことをできる範囲でするんだと思うと、ちょっと冷静になれる。

ひうら:たまにはブチ切れてもいいと思うんですよ(笑)。そのほうがすっきりして、突破口になるということもあるだろうし。言いたいことを全部言うことで、相手も言えずにいたことを吐き出してくれるかもしれない。一番よくないのは、モヤモヤしたまま話し合いの場をもたず、相手が“察してくれる”のを待っているだけの状態。

――耳が痛いです……。

ひうら:今でも自分の調子が悪い時は「察してよ」をしてしまいますよ。そういう思考回路になったら「あ、ヤバいな」と自分の機嫌をとるようにしています。
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