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06.Sep.2018

女子100万人の永遠の問い。恋愛は、顔か、中身か。『寝ても覚めても』

女子100万人の永遠の問い。恋愛は、顔か、中身か。『寝ても覚めても』

顔か、中身か。恋愛における、非常に下衆話で、それでいながら百万人の、哲学的かつ永遠の、さらに言えば誰もが一度はぶち当たったことのある問いです。こういうと誰もが思うのは、おそらくはこちらの二択。
①顔はイケメンだけど、性格が悪い
②中身はいいけど、顔が悪い
これはこれで悩ましいものはありますが、二人はある意味全くの別物ですから、単純に顔か中身かと言う問題で、あとはその他の条件闘争の割り切りという気がしないでもありません。つまりは、金がある、姑がいない、東京出身だ、同郷だ、初婚だ、とか。
でも顔が全く同じ場合、ことに両方イケメンの場合、この問題はよりややこしくなります。
古来からその悩ましい状況はいろいろなところで物語になってきたものです。例えばオバさまたちを熱狂させた伝説の韓流ドラマの『冬のソナタ』がそうです。初恋の人①と、その後に表れた彼とそっくりな別の男。でも性格は正反対で、①はものすごくいい思い出ばかっかりですが、②は(最初は)なんか傲慢でイヤなヤツです。でも顔が同じだから気になっちゃって気になっちゃって仕方なくて、そのうち好きになってしまうわけですね。
こうした場合、ある疑問が浮かんでくるのは当然のことです。つまり「顔が違ったら、果たして②を好きになっていたのかどうか」。「冬ソナ」は最終的には記憶喪失の同一人物というオチなんでいいのですが、本当にふたりの別の人物で、さらにもとの①が再び目の前に表れてしまったら。顔関係なしで②を好きになっていたら、①はすでに過去の人のはずだから、①を見ても「ほんとそっくりだなー」としか思わないはず。でも①が「君のことをずっと思ってた」なーんて言ってきたら。その途端に「ああ、②は①の代替品だったんだ、やっぱり顔で選んでたんだ」なーんて思わない、と言い切れるでしょうか。

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映画『寝ても覚めても』は、そんな問いを突きつけてくる作品です。ヒロインは、大学時代に運命的に出会い恋に落ちた相手がいて、これが①。でもって、その人が何も言わずに姿を消した数年後に、同じ顔の別の男に出会います。こちらが②。ややこしいのは、同じ顔で正反対の性格の①と②が、どっちも素晴らしく魅力的でとろ〜んな気持ちにさせてくれること。でも、どっち?!と問われたヒロインは、紆余曲折を経ながらも一方を選びます

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演じているのが両方とも東出昌大なわけだし、見てるこちら的には、どっちもカッコいいからどっちでもええわ!となりますが、その上で選ぶ理由は、実のところ顔か中身かではないような気も。相手によりその先にはまったく違う自分の人生あるに違いなく、その選択は、ヒロイン自身がどう生きていきたいか、彼女自身の人生先学のようにも思えます。
『寝ても覚めても』
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS

文/渥美志保
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