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15.May.2018

美少年、初恋、北イタリアの陽光……すべてが切ないほどキラキラな『君の名前で僕を呼んで』

「そのタイトル、どういう意味?」と思ったりしなくもない『君の名前で僕を呼んで』は、北イタリアを舞台に、ある少年が初めての恋に落ちたひと夏を描いた作品。17歳の主人公エリオは、毎年家族とともに過ごすシチリアの別荘で夏休みを過ごしています。考古学者の父親は夏ごとにこの地の遺跡を発掘していて、夏の間、助手を務めてくれる大学院生を毎年一人、別荘に招いています。この夏やってきたのは、引き締まった身体と端正な顔立ちで、自信にあふれるアメリカ人青年オリヴァー。そんな彼になぜか反発しながらも距離を縮めていったエリオは、やがて激しい恋に落ちてゆきます。
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©Frenesy, La Cinefacture
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©Frenesy, La Cinefacture
この映画の何が魅力的って、画面に映るすべてが本当に美しいこと。北イタリアの古いお屋敷、庭の木々にたわわに実る果実、それを山のようにもいで並べた庭での朝食、青空の下をつかず離れず走る2台の自転車、緑が縁取るプールでキラキラと揺れる水面。世界のどこかにこんな素晴らしいところがあるのに、都会の狭苦しい部屋で原稿書いてる自分がバカかと思います。
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©Frenesy, La Cinefacture
そしてそんな世界を凌駕するほどに美しいのが、主人公の二人。エリオ役のティモシー・シャラメは、まるで萩尾望都(ちと古いか?)のマンガから抜け出したかのような美少年で、オリヴァー役のアーミー・ハマーは、顔立ちもボディもギリシャ彫刻そのまんま。そんなふたりの恋の一喜一憂――例えば相手に残したメモを「これじゃまるで好きだと告白してるみたい!」と葛藤しては書き直す姿とか、自分からすげない態度で接しておきながら、それを気にも留めていない相手の姿に傷ついたり――には、ヤキモキしながらも、初恋の甘酸っぱさを思い出さずにはいられません。
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©Frenesy, La Cinefacture
『君の名前で僕を呼んで』
©Frenesy, La Cinefacture

文/渥美志保
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