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20.Aug.2018

仕事も子育ても愛されも。女子たちは、そこまで頑張らなくもていい。『タリーと私の秘密の時間』

仕事も子育ても愛されも。女子たちは、そこまで頑張らなくもていい。『タリーと私の秘密の時間』

結婚して妊娠して、子供が生むためにそこで仕事を辞める女性は、日本ではまだまだ結構多いもの。もちろん、仕事をしていなくたって、子供を産み育てるのはすごく大変なこと。そのうえ仕事まで――となると、旦那さんがものすごく協力的な人であっても、両立するのはかなり大変なことなんじゃないかなあ。

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でもそれとは逆方向からの見方として、「“自分は仕事、妻は子育て”でちゃんと分業している!」と思っている無邪気な旦那さんのもと、ずっと家で子育てだけに専念していると、奥さんはちっともガス抜きができないんじゃないかしら、とも思ったり。

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だって、いうてもお仕事の相手は言葉の通じる大人だし、何かあれば助けてくれたり話を聞いてくれる同僚もいる。仕事から仕事へと移動する間に外を歩くだけ、お茶を飲むだけでも気分が変えられるし、「今日のお仕事は終わり!」とある程度区切りをつけることもでき、ある程度自分のペースで動くことができます。
でも子育ては、すべてが赤ちゃんペース。話せばわかってくれる相手じゃなく、何を求めているのかわからないこともありません。弱弱しくて小さくて、めちゃめちゃ可愛いからこそ、目が離せず、気晴らしなしで朝から晩まで区切りなし。ワンオペ(一人きり)でやっていたら煮詰まってしまうだろうことは、想像に難くありません。

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映画『タリー』のマーロは、まさにそんなお母さん。3人目の子供を育てながら完全に煮詰まって、夜間のベビーシッター=ナイトシッターのタリーを雇い入れます。20代で“ヘソ出し”で“タメ口”の彼女は、ちょっと変わった子ですが、初対面の赤ちゃんをすぐに寝かしつけられるほどのスゴ腕。当初は「自分の子供を他人に世話してもらうなんて」と嫌がっていたのですが、彼女の出現で息を吹き返してゆきます。夜はちゃんと睡眠が取れるし、散らかしっぱなしの部屋も片付け、お化粧することだって思い出す。そういうものすべてを、マーロは全然忘れていたのです。

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「女の子なんだからちゃんとして」と育てられてきた女子たちは、ガス抜きしたり頼ったりサボったりすること(もしかしたら時々キレたりすることも)がちょっと苦手なのかもしれません。働きながらの子育てでも、子育てに専念する人でも、ちょっとぐらいの手抜きなら許されるし、頼れるところは頼ったっていい。仕事もちゃんと、子育てもちゃんと、愛されもちゃんと……そんなに頑張ってばかりいると、人は中から壊れてゆくものです。実はこの映画も、そういうお話。タリーには大きな秘密があり、ラストには頑張りすぎる女子の姿に涙が出てしまいます。
特にこれから結婚して子供を持ちたい女子たちに、是非見てもらいたい作品です。

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『タリーと私の秘密の時間』
© 2017 TULLY PRODUCTIONS.LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

文/渥美志保
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