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14.Apr.2018

【カンヌ国際映画賞グランプリ】もはや性別関係なし。小悪魔な恋のテクニックにドキドキする『BPM』

もはや性別関係なし。小悪魔な恋のテクニックにドキドキする『BPM』

もはや性別関係なし。小悪魔な恋のテクニックにドキドキする『BPM』

去年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞した『BPM』は、エイズが社会問題化した1980年代のパリを舞台に、同性愛者たちの青春を描いた作品です。物語の中心は、「アクトアップ」というグループでともに活動するショーンとナタン。同じ目標に向かって、ぶつかり合い、苦労を共にし、もちろん楽しむうちに、ふたりは恋に落ちてゆくのですが、その様子がほんとうにキュートなトキメキだらけで、恋のドキドキをまるで自分が体験しているように感じられる作品です。

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©Céline Nieszawer
ふたりはゲイのカップルなのですが、タイプは全く違います。ショーンは積極的な発言でグループでも目立つ存在。強く印象的な大きな瞳と、華奢な体の美少年です。一方、グループに新たに加わったナタンは、少し照れたような繊細な笑顔と、抜群の包容力が魅力の痩せマッチョ。当然ながら同性愛なのですが、私が思わず注目してしまったのは、関係をリードするショーンの小悪魔ぶり、何とも言えない色っぽさです。ふと視線を投げる時の流し目とか、手首とか首とか腰などの関節を気だるげに「くたっ」と曲げる感じとか、笑っている最中にふと見せる憂いの表情とか……もはや性別やジェンダーなど無関係に、思わずドキドキしてしまうシーンだらけ。映画の最初の方で描かれる、ナタンが「今恋に落ちた!」という瞬間は特に必見で、こんな美少年にこんなことされたら、そりゃ恋にも落ちちゃうよね……という名シーンになっています――とはいえ、実行するのはかなりハードル高いかもしれませんが(笑)。

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©Céline Nieszawer
映画の後半は、HIVの病状を悪化させるショーンに、それでも寄り添い、献身的に尽くすナタンの愛情にめちゃめちゃ泣かされます。誰かと一緒に生きること、その意味がわかる、すごーく感動的な作品ですから、ぜひご覧いただきだいなー。
『BPM』
©Céline Nieszawer

文/渥美志保
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