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10.Jul.2018

ふんどし姿の綾野剛、腹を振って踊る染谷将太、怪物の浅野忠信。ノリノリの俳優陣にぶっ飛ぶ『パンク侍、斬られて候』

ふんどし姿の綾野剛、腹を振って踊る染谷将太、怪物の浅野忠信。ノリノリの俳優陣にぶっ飛ぶ『パンク侍、斬られて候』

宮藤官九郎が脚本を書いていて、見てるそばから何てバカバカしいんだ!と爆笑してしまった『パンク侍、斬られて候』。時代劇のくせしてセリフはほとんど現代劇で、さすがクドカン!とか思っていたのですが、これほとんど原作のまんま。いわゆる「ご家老様」みたいな人が、「むかつくんだよ。なんで俺があんなガキにばかとか言われなきゃなんねえんだよ。家老だぞバカヤロー!百年はえーっつーんだよ」とか言ったりする、さらにいえば後半は話をするサルは登場するわ、エスパーは登場するわで、とにかくぶっ飛んだ面白さの作品です。

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©エイベックス通信放送
この映画のすごさって、メインビジュアルを見ると分かると思いますが、出演者豪華すぎ。主演の綾野剛を始め、ヒロインに北川景子、NHK朝ドラ『半分、青い』で人気の豊川悦司、『コンフィデンスマンJP』もかわいい東出昌大、顔は一回も出てこないサル役に国際的な演技派・永瀬正敏って……どういうことなの!と聞きたくなる顔合わせ。そういう人たちがみんな、見たことないほど変なキャラクターを、喜々として、のりのりでやっているのが、この映画の凄いところです。
物語が描くのは、綾野剛演じるある浪人(つまりプータローの侍)が、ある藩に召し抱え(就職)てもらうために、「隣の藩では新興宗教“腹ふり党”が盛り上がり、すごくヤバイことになってるけど、安心してください僕はそのエキスパートです」と売り込んだことから始まった騒動です。ふんどし姿のお尻をふりふりしながらご家老様をからかう綾野剛や、「ミイラ取りがミイラに」式に新興宗教にハマり、ボディペインティングで“腹ふり”し始める染谷将太にもビックリですが、何がビックリって、教祖を演じるワールドスター浅野忠信です。眉毛から前頭葉まで剃り上げ、顔は謎の入れ墨だらけ(まぶたに目という古典的なギャグも含む)で、意味不明な言葉を発しながら無邪気に浮かべる薄笑いが怖いというすごい怪物キャラクターです。ハリウッドでの役の幅がすごい方向に広がっていきそうな予感満点。
作り手から俳優陣まで、久々に攻めまくっている日本映画。たまにはこんなのもどうでしょうか?

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©エイベックス通信放送
『パンク侍、斬られて候』
©エイベックス通信放送

文/渥美志保
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