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11.Jul.2018

アラサーの“暗黒時代”には猫を飼え!吉沢亮の“イケメン猫”に癒される『猫は抱くもの』

アラサーの“暗黒時代”には猫を飼え!吉沢亮の“イケメン猫”に癒される『猫は抱くもの』

誰でも30年も生きていれば、あんまり触れられたくない過去とか、思い出したくない時代、暗黒時代みたいなものってあるものです。めちゃめちゃダサくてクラスから浮いてた高校時代とか、不倫にハマって自己陶酔してた頃とか、男ばっかりの職場でチヤホヤされて調子こいてた頃とか。そういう黒歴史の「恥ずかしさ」を、友達や知人と一緒に「あのとき、***だったよね~!」と笑い飛ばせるなら、なんの問題もありません。でもそこには触れられたくない、触れられると奇妙に傷つくから、当時を知る人たちとの付き合いを意図的に絶ってたりする――なら、何かが吹っ切れていない証拠。暗黒時代がまだ続いている証拠です。

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©『猫は抱くもの』制作委員会
『猫は抱くもの』の主人公・沙織もそんなアラサー女子ですが、この人の触れられたくない過去は元アイドル歌手という経歴で、もっと言うと、まだそういう世界に未練があります。にもかかわらず今は夢とは程遠い田舎町のスーパーのレジ係で、そんな自分のふがいなさをごまかしながら生きているのに、そこに塩擦り込むように「もしかして、元“サニーズ”のサオリンじゃないですか?!」とか聞いてくる見知らぬおっさんがいたりして、「世間は私を落ちぶれたアイドルと思ってる」的情けなさは5倍増し。過去を知ってる人の範囲が広すぎて友達もぜんぜんいません。

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©『猫は抱くもの』制作委員会
唯一の友達はスーパーの倉庫でこっそり飼っている猫の「良男」です。何を言っても何を聞かれても分からない良男との時間が、沙織の唯一の癒しの時間。映画の面白さはこの良男を「猫=きれいなロシアンブルー」と「人間=吉沢亮」のダブルキャストで演じていること。良男に触っている時の他のこと全部忘れちゃってる感じは、沙織にとってすごくリハビリになっていると思った次第。もし今が自分の暗黒時代なら、猫を飼うのはきっとおすすめ。もちろん、犬でも小鳥でもイケメンでもいいと思いますよ。
©『猫は抱くもの』制作委員会

文/渥美志保
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