いよいよ全国各地で本格的に夏祭りや花火大会のシーズンを迎えますね。
わたしが住む東北でも、7月下旬から8月にかけてお祭りが目白押しです。
艶やかにかつ淑やかに、日本人女性をより輝かせる「浴衣」。
ということでわたしもこのたび浴衣を新調したので、その際のポイントなどをまとめてみました。
いざ、浴衣選びへ!
祭りの宵くらいは、普段の洋服では絶対に選ばないような華やかな柄や色を選び、大胆に着飾りたいもの。
そう思って実際に店舗で試着してみたのですが、わたしの場合、なぜかどれもしっくりこなかったんですよね…。
そんな中、店員さんにおすすめされたのが『古典柄』でした。
わたしが選んだのはトンボの浴衣

トンボって…!と思われた方、いると思うんです。だって虫だよ、と。
しかし俊敏に力強く飛び回るトンボは、『勝ち虫(かちむし)』と呼ばれ、非常に縁起の良いものとして古くから日本人に親しまれてきた古典的なモチーフなんです。
白地に紺色は、清潔感と夏らしい清涼感もあります。
帯や小物で印象様変わり

しかしその分、帯や下駄などの小物で鮮やかな色を使うことが出来ます。
小物で遊ぶって、いかにも上級者という感じがしませんか?
セットアイテムの赤色の帯はとても鮮やかで、より際立って見えます。
この日は下駄も赤色で合わせコーディネイトしました。

古典柄の良さとは
さまざまな色が入り混じる祭りの場において、シンプルなものは逆に人の目を引くんです。
実際わたしもこの浴衣を着ているとき、「何だか色気があるよね~」と褒めて頂くことが何度かありました。
また、流行に左右されないということは、ある程度年を取っても長く着られるということ。
せっかく買ったお気に入りのものは愛着を持って大事に着たいですよね。
模様の意味や由来を知って
「つばめ」…雄と雌が交互に餌を運んで雛を育てる為「夫婦円満」「家庭円満」の象徴。恋愛運アップにも…?!
「牡丹・芍薬」…美しい女性の象徴。「幸福」を意味する。
「椿」…長い寿命から「継続」、ぐっと広く開花するところから「発展」の象徴とされる。
「矢絣(やがすり)」…弓で射た矢はまっすぐに突き進むことから、縁起柄とされる。
浴衣の柄の意味を知り、理解を深めて着ることでより愛着が湧いてくるのではないでしょうか。
なお模様については、諸説あります。
ぜひこちらのサイトもご覧になってみてくださいね。
「年齢に見合った美しさ」
皆さんも自分なりのこだわりや基準を明確にして、理想の浴衣を見つけてくださいね。