ファッション
ファッションで私らしく
03.Sep.2019

【神崎恵さんが「甘い服」を着る理由】なりたい自分に近づくために、戦略的に「選ぶべき服」がある。

毎月多くの雑誌で特集が組まれ、登壇する美容セミナーは毎回、満員御礼。ルックスはもちろん、ライフスタイルまで憧れの的となっている神崎恵さんの服選びは、実はある戦略に基づいてなされたもの。彼女の躍進を支えた、その極意を教えてもらいました。

「好かれるとか嫌われるとかは大事じゃなくて。人に覚えてもらうために、〝オフショル〞を着ました」

好感度だけを求めたら、普通になってしまうから

私の美容家デビューは、30 代半ば。一般的に見れば、イチから仕事を始めるにはかなり遅め。いきなり美容家と名乗ってもどこからも相手にされないのは当たり前で。だから数年間は車を買えるくらい化粧品を買い、試し、私だけが話せることを積み上げ、その化粧品を買うためにまた死ぬ気で働きました。

だからこそ、服装は最初からかなり戦略的に選んでいましたね。美容のイメージを研究してなるべくフェミニンに。淡い色でまとめたり、ケイト・スペード ニューヨークのキレイ色のカーディガンを全色揃えたりして。

〝オフショル〞を着たのもその一環。当時は誰も着てなかったから目を引くと思ったし、肩やデコルテなどのラインが出るので、それにまつわる美容の話や巻き髪とのバランスの話ができるという利点もありました。

 でも何より印象に残ることが重要でした。正直、当時はめちゃくちゃ叩かれましたが。
「30後半のオバさんが肩なんか出して気持ち悪い」って(笑)。でもそれこそが私が狙っていたこと。好感度だけを追い求めたら、普通になってしまう。好かれても嫌われてもどっちでもいいから、〝気になる〞存在になって、人から覚えてもらいたかったんです。
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ブラウス:ニナリッチ、スカート:ロシャス、靴:ピエールアルディ/すべて本人私物

シーンに最適な服の中から好きを楽しむ

美容家になりたての頃の経験が、仕事で着る服選びの指針のひとつ。ママ雑誌で「いいね」と褒められるテイストの服が、ギャル雑誌だと完全にNGになってしまう。相手に合わせる必要性に気づいてからは、TPOに適したものや求められているテイストの中で、好きなものを楽しむようになりました。

 もちろん、私らしさを失わない工夫もします。例えば、甘いテイストを求められていて、ピンクのワンピースを着る場合には、ヘアはピタッとタイトなまとめ髪に。大人は全部を甘くするとひずみが生まれてイタくなるので、バランス操作が必要なんです。〝戦略的〞というのはただ選ぶのではなく、全体のバランスを考えることも含まれていると思います。
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