「背も低くて本当に普通で私は取り扱いが難しい。だから〝自分は着せ替え人形〞だと思って、存在感が出るようにすごく考えています」

ブラウス:ニナリッチ、スカート:ロシャス、靴:ピエールアルディ/すべて本人私物
美容家は顔まわりが勝負。 ボウタイなどディテールがあるものやキレイ色を上半身に入れます
ビューティの撮影では、デコルテくらいまでしか洋服が写らないことも。だから顔まわりにディテールがあるものを選んで、華やかさを足しています。ボウタイは大人の強さや知的さを同時に出せるところがいい。ここ数年で〝神崎さんっぽい〞と言われるようになったキレイ色。実は毎年テーマカラーを決めてイメージ付けてるんです。

赤ブラウス:ドゥロワー、花柄ブラウス:ロシャス/ともに本人私物
ペンシルスカートはシンプルだけど、 シルエットで女らしさを出せるんです
背が低い私でも、シャープなラインや大人っぽさが出せるのがペンシルスカート。ジャカードなどの、風合いがある素材を選ぶことで、シンプルなデザインでも女性らしい雰囲気になれます。ジャケットと合わせればきちんと感も出せるので、お仕事シーンにも使えます。

スカート:ロシャス/本人私物
上から見られると、動物って降参しちゃうもの。小柄な私が対等に話すための戦闘服がヒールの靴
プライベートでは太いヒール、ぺたんこ靴、スニーカーも履きますが、仕事ではピンヒール。不思議なことに、まだ仕事もなく自信が持てなかった頃は高いヒールしか履かなかったのですが、自信がつくたびに、ヒールがだんだんと低くなりました。

ピンクパンプス:ジミー チュウ、ネイビーパンプス:クリスチャン ルブタン、グリーンサンダル:ジャンヴィト ロッシ/すべて本人私物
昔は失敗したくなかったけど、今は何も怖くない。苦手だったチェック柄も、ハンサムなジャケットも堂々と着られる
40代になり、今まで以上に人の目が気にならなくなりました。昔は「絶対変だよね」と諦めていた服にも、躊躇なく挑戦できる自由を手に入れました。堂々と着ていれば〝その人らしい〞と認められるんだなと。子どもっぽく見えると思っていたチェックもそのひとつ。
ハンサムなジャケットも私の顔立ちの甘さがほどよく中和されることに気づきました。
ハンサムなジャケットも私の顔立ちの甘さがほどよく中和されることに気づきました。

ジャケット:セリーヌ、スカート:ニナリッチ/ともに本人私物
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撮影/川﨑一貴(MOUSTACHE) ヘア/工藤由佳(Un ami) モデル/神崎恵 取材・文/中川知春
●再構成with online編集部 ●商品情報はwith2019年10月号発売時点のものです。
●再構成with online編集部 ●商品情報はwith2019年10月号発売時点のものです。
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