スタイリスト 小山田早織の人生に効くファッション名言
今月のお悩み:オフィスカジュアルの"加減"がわかりません!

小山田 今日はよろしくお願いします。オフィスカジュアルが知りたいとのことでしたが、まずは伊藤さん の普段の通勤服について教えてもらっていいですか?
伊藤 毎日スーツじゃなくちゃいけないとか、厳しいドレスコードはありません。柄や色を取り入れたいなとは思うんですが、やり過ぎてしまわないか不安で……。ホテルの広報をしているので、まわりは(ホテルの)制服を着ている人も多いし、部署もスーツの男性ばかりということもあって、結局ネイビーやグレーばかり。柄を取り入れてもストライプのシャツくらいで、結局、今っぽさのない無難で堅いコーデに落ち着いちゃってます。通勤服が地味なので、会社帰りに女子会があるときは、着替えを持っていって、仕事終わりに替えてから出かけるほど。
小山田 そうなんですか? それは大変ですね
伊藤 急なお誘いがあって、着替えられずに食事に行ったときは、可愛い服を着ているみんなと一緒に写真を撮るのが憂鬱でした……。職場にもアフター6にも対応できるオフィスカジュアルができるようになったら、仕事後の女子会にも気軽に向かえるのになあとよく思うんです。
伊藤 そうですね。社外の人に会うときは〝置きジャケ〞を羽織って出かけます。あと社内でも肌寒いなと思ったとき、ちょっとトップスが手抜きしちゃった日も羽織ればきちんと見えるので便利なんですよ。ここ数年は、このジャケットを愛用しています。
小山田 なるほど。伊藤さんの職場ではジャケットは必須なんですね。
伊藤 はい。そうですね。
小山田 着る頻度も高いですよね。それなのに何年も同じジャケットを着続けていることがオフィスカジュ アルを阻む一因。もしトレンド感のあるオフィスカジュアルを着たとしても、あのジャケットを羽織ってしまっては元も子もないですよ。まず置きジャケットを更新しましょう!
伊藤 そうなんですね。とりあえず羽織れればいいや、と思っていましたが、それがよくなかったんですね。
\結局無難なものを選んでしまって、 かっちりした雰囲気に……/



