編集部|ライフスタイル
01.May.2016

炭水化物オフは危ない⁉ 糖質制限の”勘違い”が身体に与える悪影響とは?

今や定番となった「糖質制限」ダイエット。しかしその一方で、間違った方法によって、リバウンドどころか身体に悪影響を及ぼすケースが増えているよう。もし、糖質制限=ご飯や麺類などの”炭水化物”を完全に抜くべきだと思っているなら、それは大きな勘違いです。


写真:plainpicture/アフロ

「炭水化物の完全オフはやめましょう」と指摘するのは、予防医学研究者の石川善樹先生。
「糖質と食物繊維からなるのが炭水化物。それを完全にオフすれば、確かに体重は減ります。しかし、それは体の水分が抜けただけのこと。炭水化物は不足すると集中力が低下するなど、脳や体に影響を与えます」(石川先生)

悪影響の例として挙げられるのが、肌の乾燥。炭水化物を完全オフすると体の水分量が減少し、必然的に肌の潤いも失われてしまうのです。また、すぐにリバウンドしてしまうのも炭水化物オフの影響だといいます。一旦水分が抜けて体重が減ったとしても、脳や体に必要な不可欠な要素である炭水化物をずっとオフするのは難しく、「再び炭水化物をとれば、水分が戻り、体重は元通りになる」と石川先生は話します。

こうした目に見える悪影響のみならず、糖質の禁断症状を起こしダイエットの挫折につながる要因にもなってしまうのだとか。

クックパッドダイエットラボ管理栄養士の横山彩子さんによれば、炭水化物に含まれる”多糖類”は、体にゆっくり吸収され、長時間エネルギーを作り続けてくれるもの。一方で、果物に含まれる”単糖類”、砂糖の”二糖類”はすぐに吸収され、即エネルギーに変換されますが、効果は30分~1時間と短く、すぐにまた欲しくなる中毒性があるといいます。炭水化物を完全に抜いてしまうと、糖質への欲求を長時間抑えられなくなるのです。

この禁断症状について横山さんは「バランスよく規則正しい時間に食べれば、自然と甘いスイーツを食べたいという気持ちは治まってきます」とアドバイスしています。つまり、正しい糖質制限ダイエットとは、炭水化物は適量摂り、そのほかの余分な糖質を減らすことだといえそうです。勘違いしていた人は今すぐ切り替え、健康的に「続けられる」糖質制限を始めましょう。


取材・文/金子由佳 再構成/前川亜紀(with5月号より)
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