片づけ講師・渡部亜矢さんによると、「雑誌やネットで片づけの方法を調べているのに、なぜか片づけができない」、「方法を知ってもなかなか行動に移せない」と、悩みを抱える方も少なくないそう。
そこで渡部亜矢さんの著書『片づけの基本』から、思い出いっぱいの実家をスムーズに片づける方法をご紹介します。
実は一番むずかしい 家族との関係
片づけは家族との絆づくりにも役立ちます
環境を整えてコミュニケーションを
家族は関係が近しい分、甘えからコミュニケーションがおろそかになることもあるでしょう。片づけで過ごしやすい空間をつくって、自然と会話が増える環境を整えることが大切です。
年老いた親とも片づけで絆を確認する
家族とは、片づけをきっかけにコミュニケーションをとりましょう。特にモノが貴重な時代に生まれた親世代は、モノを捨てるという発想がありません。思い出の品も多く、一方で体力が衰えていくので、片づけや掃除が行き届かないこともままあります。もちろん、いきなり実家を片づけたりすると反感を買ってしまいますから、かつての自分の部屋のモノを片づけながら、隣の部屋のモノを「ついでに捨てる」というスタンスで範囲を広げていきます。庭の伸びている木を手入れする庭師を手配するなど、離れていてもできることはあるはずです。
実家の片づけの際は、同時に次のことを確認しましょう。