編集部|ライフスタイル

「夫の趣味コレクション」に苦しめられる妻…狭い家を圧迫する“自分が理解できないモノ”、どうする?

おうち時間が以前より増え、快適さのためにインテリアや家電などを見直したり、片づけをした人は多いだろう。

「こんなに物多かったっけ……」――いざ片づけを始めると、途方に暮れてしまうこともある。普段から“溜めない”ようにすればいいのだけれども、全員が全員片づけが得意なわけではない。だけど、すっきりと整頓された部屋への憧れはある。じゃあ一体「何をどう捨てれれば」いいのか……。

『モノ・人・心の悩みが消えていく 断捨離道場』は、片づけに関するさまざまなお悩みに対して、“断捨離の第一人者”やましたひでこさんがズバッと答えてくれる一冊。今回は本書から、「夫のコレクション」に悩んでいる人へのアドバイスをご紹介。

夫のコレクションに苦しめられています

夫が趣味で集めたプロ野球グッズのせいでスペースが圧迫され、悩んでいます。広い家ならどんなに増えても気になりませんが、我が家は狭いマンション暮らしです。自分には価値が分からないモノばかりであることも手伝って、憂鬱で仕方がありません。言い争うのにも疲れました。私が間違っているのでしょうか?

自分が「理解できないモノ」に対して攻撃を仕掛けるのは得策ではない

質問文から、今にもモノに押しつぶされそうになっているあなたの心の叫びが聞こえてきました。自分には理解できないご主人のコレクションで占領された住まいは、文字通り「息が詰まる」空間なのでしょう。

私が運営している断捨離塾の受講生さんの中に、あなたと同じ悩みを抱えた女性がいました。彼女の夫は、自分の趣味のモノとあらばのべつまくなしに買い求める生粋のコレクター。外に倉庫を借りても収まりきらず、家中にコレクションがあふれ返っていました。

ダンシャリアンである彼女は夫に断捨離の提案をしましたが、聞き入れてくれるどころか「僕には無理な思想だ」とますます頑固に。それからというもの、夫は以前にも増してモノを買い求めるようになりました。

それでも諦めなかった彼女は、夫の趣味のモノを全肯定し「絶対に捨てないから、あなたの部屋を素敵な書斎に生まれ変わらせてください」と嘆願。そして趣味のモノを分別し、一番のお気に入りを壁面収納で素敵にディスプレイしたのです。
それと同時に、多過ぎるモノや使ってないモノを一時的に預かる「家庭内保管サービス」というアイディアを考案。その結果、夫の方から「これほどの量は要らないから手放すよ」と言い出すまでになり、かなりの量を減らすことができました。

ここでのポイントは、夫のコレクションを「私は決して好きではないし興味もないけれど、あなたはそれが大事なのね」と「尊重」したこと。そして、彼が管理できないモノを預かり、使う時はすぐに出してあげるという「安心感」を与えたことです。

断捨離をしていくと、「今の私を基準にすること」によって自分を大切にできるようになり、それと同時に相手をも大切にできるようになります。その第一歩は、価値観の違いを踏まえること。「私には分からないけど、あなたはそれが好きなのね」と認めていく。自分が理解できないモノに対して攻撃を仕掛けるのは得策ではありません。
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