編集部|ライフスタイル
09.Jun.2017

太っている先輩から「やせてていいよね」と言われた! そんな時の上手な切り抜け方は?

微妙な顔見知りと二人きりだったり、悪口を振られたり……。変なことを言ってこじれたくない! そんな気まずいときの気の利いた返しって? 読者と横澤夏子さんに、どう切り抜けているのかを聞きました!

みんなどうしてる?
あるあるシチュエーションの切り抜け方


1.「毎回、大遅刻をする友達に、一回ビシッと言いたい!」
いつも「ごめんね~」とか軽く謝ってくるだけ。気が収まらない!


「そんなことばかりしていると誘われなくなっちゃうよ」と、私自身言われたことがあります。(24歳・建設)

「◯◯ちゃんて遅刻多くない? 体調でも悪いの?」と真剣な顔で気遣ってみる。(30歳・商社)

「今度から遅れそうなときは、起きたら連絡もらっていいかな? そうしたら待ち合わせ時間遅くするからさ」と、叱る感じではなく、やんわり伝えます。(29歳・マスコミ)


「私はそんな態度で来られたら『二度と遊ばない』と思うタイプ。なので、わりとビシッと言います。『許さない。何おごってもらおうかな』とか『時給にしたら○円だね』とか『あれ、菓子折りないの?』とか。ただ病気などやむを得ないこともあるので、本当の理由を聞いてからですけど」(横澤さん)



2.太っている先輩から「やせてていいよね」と言われた!
「そんなことないですよ」と否定をすると、イヤミに聞こえそう。

「え! そうですか! ありがとうございます!」とおおげさにビックリしている感じを出して感謝すれば、イヤミにならない。(29歳・マスコミ)

「最近ダイエットしてるんですけど、そのせいかいつも体調が優れなくて……」と悩みモードに。(33歳・販売)

「昔、彼にフラれたのがきっかけで、結構無理してダイエットしたんです」って悲しい方向に持っていく。(29歳・食品)

「ありがとうございます♪ 実は今このダイエットにハマッてて頑張ってるんです!」と、ダイエット話にすり替える。(25歳・接客業)

「そのかわりペチャパイですけど(笑)」と自虐に持っていく。(26歳・メーカー)


「私もまれに『かわいいですね』と言われたりすると、『今日菓子折り持ってきてないんだけど~』とかって言ってます。ただこれだとすぐ終わっちゃうので、『最近、朝食メニューを一新して……』とか全然関係ない話で、何の話だったか分からなくするのがいいんじゃないでしょうか」(横澤さん)


3.「LINEで口論になった後、顔を合わせたとき。どうする!?」
大人げない言い争いに。この気まずさをどう解消する?

「この前はごめんなさい」とまず謝る。できればその夜、ビールを酌み交わす(笑)。( 30歳・サービス)

深刻な感じではなく、「LINEであんなこと言っちゃってごめん! でも、言いたいこと言える関係っていいよね!」と口論があたかもいいことのように言う。(25歳・マスコミ)

「LINE盛り上がりすぎちゃったね~、ごめんね……」と、ちょっとユーモアを交えた謝り方で。(28歳・航空)

「ごめん」と謝った後で、「今度から面と向かって話そうね」と今後同じことが起こらない対策についても話しておく。(27歳・アパレル)


「もし微妙なコメントを送ってしまったら、すぐ『ニュアンス間違って伝わってるかもしれないから、かわいく音読してみて?』と冗談ぽく送ったほうがいいかも。で、『文字って思っている以上に冷たく伝わっちゃうから、ホント怖いよね~!』とLINEを悪者にしちゃいましょう」(横澤さん)

4.「延々と自分話をする女友達。自然な話の切り方は!?」
気持ちはわかるけど、私だって話したい!

「ごめん! ちょっとトイレ行っていい?」と生理現象のせいにして切る。(22歳・メーカー)

「電話がかかってきた」と席を立ち、戻ったら「今の電話なんだけどさ~」みたいな感じで別の話を始める。(31歳・IT)

相づちを打って、「わかる、私はね~」と自分話に持っていくようにします。または「ねぇねぇ、私の話も聞いてよ、あのね……」とストレートに持っていく。(33歳・販売)

男性の話なら食いついてくる人も多い。同僚の人とか、その場(カフェや居酒屋など)にいる知らない男性とか、誰でもいいので「あの人イケメンじゃない?」と言ってみる。(26歳・航空)


「相手の言葉を引き取って、無理やり『私はね!』と自分話に持っていけばいいと思うけど、タイミングがつかめないときは『はいはい、喋りたいです!』と手を挙げて強引に切る!! それでもダメなら『講演料払ったほうがいいですか~?』とイヤミを言って気づかせるしかない!」(横澤さん)


著書『女子の人間関係』で知られる、精神科医の水島広子先生。女子同士のコミュニケーションは、なぜこうも複雑でこじれやすいのか、その理由を教えてくれました。

「選ばれたい」から「関係性」を重視する?
「生きていく中で、男性は〝達成感〞を重視するのに対して、女性は〝関係性〞を重視する、という傾向があります。結果として、相手に嫌われたくないという心理が強く、つい真意とは違うことを言ったり、発言が曖昧になったりしてしまう。『断ったら嫌われるだろう』『そのまま伝えたら怒るだろう』と、本心を隠すことが多いので、お互い、常に裏を読みながらコミュニケーションを取る必要が出てきてしまうのです」
加えて女性が〝選ばれる性〞であることも、女子同士の人間関係をより複雑にしていると言います。
「男性に見初められたり、嫁として認められたり、女性はこれまでの長い歴史の中で、〝選ばれて〞きた生き物。実は、関係性を重視して群れて行動するのも、他の女子に出し抜かれないため。その狭い世界で優位に立とうと〝姫〞のように振る舞ったり、目立つ存在の悪口を言ったりするのも、他の女子の“選ばれる可能性”をつぶしたいからなのです」
そう聞くと、女子同士が上手くやっていくのはとても難しそう! 一体どうすればいいのでしょうか?
「まずはそんな狭い世界で『優劣』を競う、ちまちましたレースから下りること。そして、『私はあなたをおびやかさない存在ですよ』ということを示しましょう。すぐキレるのも、自分を守りたいという思いが強いゆえの先制攻撃なので、動じたりせず、『ごめんごめん。そういうつもりじゃなかったの』と説明してあげる。悪口に誘われても『なるほど。勉強になります』と受け止めてあげる。そうやって攻撃性のない態度をとり続けていると、相手の攻撃性も減っていくんです。
ただし、“媚びる”のはNG。媚びる裏には、『だから私のことを好きになってね』という真意が潜んでいます。つまり、自分の望むように 相手を変えようとしている、相手をおびやかす行為なんです。
また、間違ってもやってはいけないのが、『悪口はダメだよ』などと正論を説いたり、『占いに頼るのはやめたほうがいいよ』などと相手を変えようとすること。敵とみなされ、返り血を浴びてしまいますよ!」
自分もいつのまにか、〝あるある女子〟に!?
一方で、自分の立場がおびやかされることを恐れるあまり、気づかないうちに、周囲を攻撃していることもあるそう。もしかして、私も〝あ るある女子〞になっている?
「相手が自分と同じように振る舞ってくれないとき、『まあそういう考えもあるかな』と思えない人は、無意識に相手を攻撃している可能性があります。そういう人は、『自分は、出し抜かれるんじゃないかとおびえているのかな』と自覚するだけでも、少し心が落ち着くはず。それでも一緒にいて落ち着かない相手がいるなら、それは相手も同じように無意識にあなたを攻撃しているからかも! 適度な距離を保ってください」

お話を伺ったのは 水島広子先生
精神科医。慶應義塾大学医学部勤務、衆議院議員を経て、日本で唯一の対人関係療法専門クリニックを開設。最新著書は『「他人の目」が気になる人へ』(光文社)。


撮影/門嶋淳矢 イラスト/菜々子 取材・文/山本奈緒子
2017年5月号より


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