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【AAA Specil Live Report】「DOME TOUR 2018 COLOR A LIFE」東京ドーム公演をレポート!

Specil Live Report

AAA DOME TOUR 2018 COLOR A LIFE

それぞれの声が持つ個性、その鮮やかさに、ハーモニーの美しさに、目が醒める思いだった。ピュアな曲から大人な曲まで、色とりどりの楽曲を巧みに表現する彼らは、今、アーティストとして、またグループとして、円熟の時を迎えた。ダンス・ヴォーカルグループは、どうしてもパフォーマンスが注目されがちだが、AAAの歌ぢからと歌心は、もっと評価されるべきだ。「いつまでもずっと聴いていたい」――。良質のポップスで、美に浸る幸福を体験させてくれたAAAの東京ドーム公演をレポート!

美声の6人が奏でる音のポップアート

この存在感こそ、唯一無二だ。

男女混声のポップスグループで、歌のうまさだけでなく、ルックス、ダンスセンス、トークスキル、チームワーク、音楽への情熱と向上心……。ライヴアーティストに不可欠なすべての要素を、メンバー6人が完璧に兼ね備えたグループなど、世界広しといえど、そうあるものではない。

AAAが、ドームクラスの会場で単独公演を開催するようになって3年が経つ。東名阪と福岡の4ヵ所を回った2018年のドームツアーのタイトルは、「COLOR A LIFE」。夏に発売されたオリジナルアルバムと同じ名で、AAAの音楽が聴き手の日常を彩っていけるようにという願いが込められている。そのタイトル通り、彼らのライヴは、他では体験できないような色彩感に満ち溢れていた。AAA最大の武器といえば、6人のカラフルな歌声。ソロ曲を排除し、あくまでチームとしての表現にこだわった彼らの〝歌〞は、まるで耳で感じるポップアートのように一曲一曲が鮮烈だった。

入場した時点では、メインステージがやや小さく感じられたのだが、スクリーン付きのムービングステージが現れ、アリーナ全体が自由に変化するステージのようになったことは嬉しす
ぎる展開だった。一曲目は「No Way Back」。白い光の中から、白いドレスコードの6人が登場した。くるくると入れ替わるフォーメーションは、まるで万華鏡を見ているような華やかさだ。一人一人の細かな動きは、カメラに収められ、ステージ上のスクリーンの映像とシンクロする。こんな大掛かりなセットはドームでしか実現できないものだろうが、そのセットを、まるで自室のように使いこなす彼らはあまりにフリーダム。曲の途中で、西島隆弘と末吉秀太がじゃれ合うと、会場からは大きな歓声があがった。
続く「Flavor of kiss」では、6人それぞれの声の特徴が強調されていて、自然とその音楽世界に引き込まれる。與真司郎のスモーキーな声で始まり、末吉の声は憂いを含み、西島はあくまで切なく、浦田直也は大人っぽく、日高光啓は畳み掛けるようなヒリヒリ感で、宇野実彩子は甘さと苦さの絶妙なバランスを声に滲ませる。
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細かい歌割りと疾走感あるダンスパフォーマンスで魅せる「Still Love You」は、まさにAAAの本領発揮。前曲で、6人の表現力の豊かさに唸らされたばかりなのに、この曲で宇野の声はシャーベットみたいな甘くひんやりとしたトーンに変化し、西島もぐっとパワフルに、歌声の中で〝愛〞を高ぶらせていた。日高のラップで始まる「C.O.L」では、それぞれがナイスな英語の発音を響かせクールに決めながら、6人がぎゅっとくっつく演出があったりと、クールとキュートという相反する魅力がぐちゃぐちゃに混ざり合う。

ドレスコードをブルーに変えて歌った「Gotta Love Me」は、西島、宇野、浦田、日高の4人による大人びたラヴソング。決して派手な曲ではない。でも、日高のラップが混ざることで掛け合いに一体感が生まれ、「この時間が永遠になればいい」と、心の中で願ってしまうほどの多幸感に包まれる。

声出せるやつ、どんだけいる?」と浦田が煽った「Love Is In The Air」から「Beat Together」への流れで、会場のボルテージはマックスへ。東京ドームは巨大なクラブと化し、キレイもカッコイイも可愛いもクールもホットも、全部ひっくるめて、音の洪水の中で共感する。AAAの6人と、喜びと情熱を共有する。同じ音に浸って、同じ気持ちになる。何万人もの人が〝今、ここにいる幸せ〞を実感できる。そうしてライヴは、会場に足を運んだ人にとって、かけがえのないパワースポットになる。
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サビのパートでハートを作るジェスチャーが入る「LOVER」では、「一緒にハート、作ろうぜ!」という浦田のビッグスマイルに煽られ、それまでの怒濤のようなカッコ良さから、一気にハッピーでキラキラした世界の中に引き込まれた。今回のライヴは、コンピュータ制御されたペンライトが曲に合わせて一斉に色や点滅のリズムを変える仕組み。一曲ごとに旅をするように世界は移り変わり、そのめまぐるしく変わる景色の先で、AAAの6人は、「こっちだよ!」と、オーディエンスの行く先を、いつも笑顔でリードしていた。時にさっと手を差し伸べ、時には全ての観客を乗せた巨大な宇宙船を操縦しているようにも見えた。
全能感さえ感じさせる圧巻のパフォーマンスから一転、人間臭さや子供っぽさ、子犬のようなじゃれ合いまで、MCでは、様々なギャップが見られるのも、AAAならではだ。表現は神がかっているのに、喋らせるとなぜこんなに親しみやすいのだろう。誰もが、「この輪の中に入ってみたい!」と思うような独特のファミリー感があって和む。それに6人が6人とも、ユーモアのセンスまで抜群だ。

後半戦の一曲目が、末吉と與の2人曲だったため、本編のMCではあまり喋らなかったが、AAAのライヴは、アンコール中のMCも楽しみの一つ。最終的には、パフォーマンスとトークの両方で、全員がきっちり爪痕を残す。末吉&與の「First Name」では、世界レベルのダンスと歌でストイックに魅せ、ドレスコードをチェックに変えてからの「ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女」「Tomorrow」の流れでは、一気に歌で泣かせた。西島の声の透明感は、まるで雪の結晶のよう。ダンス・ヴォーカルグループは、どうしてもパフォーマンスの方を注目されがちだが、AAAの〝歌心〞と〝歌ぢから〞は、もっと世界から、音楽ファンから注目されるべきだ。彼らのバラードを聴くたびに、心からそう思う。
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終盤に向かって、「MAGIC」「SHOUT & SHAKE」「PARTY IT UP」「DEJAVU」と、お祭り感のある、ノリノリのダンスチューンが続いた。與がチラリと腹筋を見せたり、日高と宇野が可愛く向き合ったり、浦田と末吉が絡み合ったり、丁寧に歌い踊る中に、ガンガン遊びを入れてくる。ここまでくると、楽しさは最高潮。誰もが、この期間限定のダンス王国の住人となって、有頂天になって、無心になって音楽の中で舞うのだ。

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