with9月号の表紙を飾ってくれたAAA。今回はメンバーである西島隆弘さんにインタビューをしました。俳優はNissyとしてのソロ活動など。マルチに活躍される西島さんの生活とはどんなものなのでしょう?
人が嫌がる、面倒な 場所を掃除するのは 案外得意かもしれない(笑)
「得意な家事?……排水口の掃除(笑)。普通の人が嫌がる作業だから」。そう言って、イタズラっぽく笑った。得意な家事を聞いたこちらが間違っていたのかもしれない。そもそも彼は、〝生活感〞のない人なのだ。「今住んでる部屋は、仕事部屋、寝室、リビング。それぞれに分かれているところが気に入った。ただ、リビングはいらなかったかも(苦笑)。ほとんど使ってないから。クッションは置いてあるけど、ソファはない。ソファなんて置いたら、そこで寝ちゃうから。壁沿いの床に、仕事の残り物のLEDの電飾があって、たまにそれをつけて生活してる。昔は、キャンドルをつけてたんだけど、面倒くさくなったからやめた」。ワークライフバランスでいうと、西島さんの〝ライフ〞話は、なんだか殺伐としている。「仕方がないよね。1年365日、1日24時間ずっと、仕事に意識が向いてるんだから(笑)。もうちょっと効率的にやりたいとも思うけど、アイデアとか発想って、限られた時間の中で最大限の力を出そうとしても無理なんだよね……(遠い目)」。彼は、いわゆるワーカホリック(仕事中毒者)だ。でも、彼が夢中になって取り組んでいることを、まとめて〝仕事〞と呼ぶのはたぶん正しくはない。だってそれは音楽であり、表現であり、エンターテインメントでありアートでもあるのだから。
「慢性的な睡眠不足であることは否めないですけど、この間、ツアー先から東京に戻って現場で仕事するまでの間、車の中でひたすら寝てて(笑)。〝寝なきゃ〞とか〝○時に起きなきゃ〞とか、余計なプレッシャーのない眠りだったから、目覚めたときは結構気持ちよかった」。話を聞けば聞くほど、「彼に休みを!」という気持ちになるが、西島さんは案外シンプルなもので〝小さな幸せ〞を感じられるらしい。「好きなチョコがあるので、それが食べられれば幸せです」。それも、コンビニで手に入るような手頃なチョコなんだそう。
PROFILE 西島隆弘
1986年9月30日生まれ。北海道出身。俳優としても舞台、ドラマ、映画などで幅広く活躍。2013年よりNissy名義でソロ活動開始。2018年は、全国アリーナツアーを経て4月、東京ドーム2daysを成功させたばかり。
撮影/森栄喜 スタイリスト/菱沼將人(Deep-End)ヘア&メイク/下田英里 取材・文/菊地陽子、伊藤由美子、吉井のり子、常松亜子 デザイン/attik
メガネ¥28000/BJCLASSIC COLLECTION(Eye’s Press) その他スタイリスト私物