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18.Apr.2018

ニューヨークの魅力に恋に落ちる『ワンダーストラック』

ニューヨークの魅力に恋に落ちる『ワンダーストラック』

ケイト・ブランジェットとルーニー・マーラの“時代に禁じられた恋”を描いた『キャロル』では、1950年代のクラシックなニューヨークを描き出したトッド・ヘインズ監督。彼が再びニューヨークを舞台に描いた最新作が、現在公開中の『ワンダーストラック』です。
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(c) 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC
主人公は1927年のニュージャージーに生まれた少女ローズと、1977年のミネソタに生まれた少年ベン。離れて暮らしている「家族」を探そうと、家出した二人が目指したのがニューヨークです。手にしているのは本当に小さな手掛かりだけで右も左もわからないふたりは、当然ながらいろいろなトラブルに遭ったり迷ったりするのですが――その「迷子」の部分がこの映画一番の面白さ。映画を見ていると、町って迷いながら歩きまわるのが一番楽しいのかも、と思ったりもします。だって予定外の場所には、思いもよらない出会いがあるからです。
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美術やセットにこだわりぬくトッド・ヘインズ監督が、今回凝りに凝ったのは、ふたつの時代のニューヨーク。ベンが行く70年代の町には、ヒッピーシックなカラフルで大胆はファッションやアフロヘアがあふれ、ローズが行く20年代の町では、女性も男性もスーツに帽子姿でクラシックカーが行き交います。本当に同じ町?!と思っちゃうのですが、時折、時代の流れの中でも変わらない場所がふっと現れたりして、町って時間を超えて生き続けているんだなーと不思議な感慨を覚えたり。
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そんなふたりが思いもよらない形で出会い、自分たちの「家族」について知ることになるラストには、胸の奥からあったかい気持ちが「ふわあ」と沸き起こると思います。そもそも映画の原作は絵本なのですが、この場面では家族の回想シーンがミニチュアとジオラマを使って紙芝居のように再現されています。これがまためちゃめちゃ可愛い。クイーンズ美術館に設置されたニューヨーク市の全景模型のパノラマも登場し、こちらも必見の素晴らしさ。全編がニューヨーク愛にあふれていて、行きたくなっちゃうこと間違いなしの作品です。
『ワンダーストラック』
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文/渥美志保
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