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映画史上最も遠距離の片思いは、果たして実るのか?『きみへの距離、1万キロ』

映画史上最も遠距離の片思いは、果たして実るのか?『きみへの距離、1万キロ』

一昔前のガラケー時代、遠距離恋愛の恋人同士をつなぐのは、当然ながらガラケーとショートメールとPCの電子メールだけでした。ガラケーとショートメールってそれなりにお金がかかるものですが、とはいえPCメールって、書くにも読むにも、まずはPCの電源入れてソフト立ち上げて……という手順が、思のスピードにまったく追いつきません。
それに比べると、スマホ&SNSのある今の時代は、ほんとうに遠距離恋愛向き。だってLINEはメールとは比較にならない手軽さだし、通話代を気にして「めったに連絡できない」とか「そろそろ切るね」みたいなこともない、しかも顔を見て話すことすらできます。ラインで普通にやりとりしてたら相手は海外だった、なんてことが時々ありますが、あまりに手軽なので、相手との距離感への意識が抜け落ちてしまいます。
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© Productions Item 7 – II Inc. 2017
『きみへの距離、1万キロ』はまさにそんなお話。タイトル通り、二人の距離は1万キロ、地球の裏側です。
主人公はアメリカのデトロイトに住むゴードン。彼の仕事は、北アフリカにある石油パイプラインの衛星を通じた監視で、カメラ付きの小さなロボットを遠隔操作しながら敷地内をパトロールしています。その敷地内で恋人と密会していたのが、元彼女に似た現地の少女アユーシャ。映像を通じて二人の苦境を知ったゴードンは、小さなロボットに搭載された様々な機能を駆使しながら、その駆け落ち&国外脱出を手助けしてゆきます。自分が気になった女の子が別の男と逃げるのを手伝うって……どんだけ人がいいんだよ!と思いますが、運命を引き寄せるのはこの無償の愛ゆえです。
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© Productions Item 7 – II Inc. 2017
映画は「なんかすぐそばにいるような感じ」が心の距離を縮めるのをうまーく使っている気がするのですが、その一方で、最終的には「会えないから思いが募る」もうまーく使っているのが、この映画のすごく上手なところ。途中で出てきた小ネタをきっちり回収するロマンチックなラストもたまりません。女子必見のラブストーリーです。
『きみへの距離、1万キロ』
© Productions Item 7 – II Inc. 2017

文/渥美志保
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