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上野千鶴子さん「もっと自分に投資したほうがよいと私は思います」【憧れの女性に聞く「選ぶ力」】

ブレない生き方がカッコイイ、憧れの女性に聞きました

「なりたい自分」を思い描いて、人生摑みとったもん勝ち!

仕事、人間関係、暮らし方、お金、恋愛、結婚、出産……。何かと決断を迫られがちなのがwith世代。でも、誰にでも当てはまる“正解”なんてないのです。

迷うことも悩むことも、全ては自分オリジナルの生き方を摑むための道程。人生の先輩の言葉には、毎日を自分らしく生きるヒントが満載。刺さります!

今回は、社会学者 上野千鶴子さんのお話。キーワードは【自己投資】です。

社会学者  上野千鶴子さん

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PROFILE

1948年生まれ。現在、女性のための情報を提供し、活動をつなぐ認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)の理事長を務め、web研究室として、「ちづこのブログ」「ちづこの手帖」「web上野ゼミ」で情報発信を行う。今春の東大入学式での祝辞も話題になった。

結婚は人生のパーツの一つでしかない

27〜28歳は、女の人生にとって、大きな転期です。今、女の平均初婚年齢は29歳。

晩婚化と非婚化が進む中、仕事も先が見えてきたことだし、この辺で結婚して、いったん人生をリセットしたいと思う人や、留学したり転職したり資格を取ったりと、キャリア面で飛躍したいと考える人もいるでしょう。とかく女の27〜28歳というのは、岐路に立たされがちな年齢なのです。 

先の見通しもなく、人生に何か変化がほしい時、“結婚”を考える人は多いかもしれません。ただ、はっきり言ってしまえば、結婚程度のことでは、女の人生はリセットされません。晩婚化が進み、女が自分で自分を養っていかなければならない期間は増えましたが、結婚したくても、シングルインカムで家族を養える男の数は減っています。

女が働く理由が、家計補助から家計支持にしだいに変わっている昨今、女も、そうやすやすと仕事を辞めるわけにはいかない時代です。未婚、既婚、非婚に関係なく、仕事に対する構えは中途半端ではいられない。

昔、結婚は、“階層帰属”を選択し直す人生唯一のリセットチャンスでした。“玉の輿(こし)”なんていうのがもて囃(はや)されたのも、“結婚で人生一発逆転”みたいなことができたからです。

でも、今の人たちにとっては、結婚は人生のパーツの一つでしかない。もちろん、子供を持つための経路は、今の日本では結婚が多数派ですし、社会において、“妻の座”という指定席をゲットできることにメリットもあるでしょう。

ただ、結婚に高望みをする人ほど、結果として晩婚化・非婚化の傾向が強まることは、社会学の調査でわかっています。「夫は家族を養うもの」「妻は夫を支えるもの」という古い結婚観を持つ人ほど、結婚できない可能性が高まるという調査結果もあります。日本女性の多くは結婚願望を持っていますが、結婚に多くを期待しない人ほど、早めに手を打てるという傾向もあります。

次のページ>>女の人生を変える最大の契機は、結婚ではなく、出産です。  
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