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「私は経産省で『宇宙人』と言われてました(笑)」【イガリシノブ×須賀千鶴】この時代に自分ルールを作る方法

自分のハッピーを守るのはみんながハッピーになるため

──ヘアメイク業界はバリバリの体育会系ですし、官僚も決まりごとが多い世界だと思います。新人時代は、古いルールを押しつけられても素直に従っていましたか?

■イガリ ぜんぜん従ってない!

■須賀 即答なんですね(笑)。

■イガリ 素早く食事を済ませるために飲食店では「アシスタントは師匠と同じメニューを頼む」ことが暗黙の了解だったけど、私は好きなものを食べたい派だったので。仕事に支障のない範囲で、心身の健康を損なうリスクがある慣習は受け入れなかったですね。

■須賀 私も同じです。スーツ出勤が常識でも、必要ない日は好きな服を着た方が楽しい気分でいられるし、仕事もはかどると思っていて。そうやって自分で自分の機嫌をコントロールすることができれば、一緒に働く方々にとってもハッピーなのではないかと(笑)。

──利己的なワガママに見えても、利他的な側面があるのだと。それは目からウロコの理論です!

■須賀 猫ちゃんって、自分の死期を悟ると隠れると言われていますよね。あれは賢いなと。やっぱり不機嫌な自分は人様に見せたくないし、そんなハッピーな状態を維持するために多少ルールを破ることがあってもいいのかなと。

■イガリ めっちゃわかる!
──コロナ禍を通して、少しずつ、自分を大切にする働き方にシフトチェンジしている女性が多いと思います。ただ、職場で前例のないアクションを起こそうとすると反発の声が上がる可能性も。お二人が自分ルールを実践する際に気をつけていることはありますか?

■イガリ メイクの場合は、非常識だろうが、自分の感性に従って黙って好き勝手にやってしまうかも。過程を説明するよりも、「ほら、かわいいでしょ!」って、結果を見せた方が早いから。でも、相手の譲れないこだわりを変えようとはしません。何でもかんでも自分色に染めようとするのではなく、引くところは引くことが大事。

■須賀 それも同感です。ビジネスの意思決定においても、自分原理主義のスタンスでは関係各所との摩擦や分断が生まれてしまいます。だから私は、お互いの譲れる/譲れないポイントを擦り合わせることを意識しています。その過程を無視したアクションは、それこそ単なるワガママになってしまいますし。

──お二人とも、意外と民主主義の優しい王様なんですね。

■イガリ まあ短気ですけどね!

■須賀 ははは! 私もです(笑)。それが正しいと思うのなら職場で空気を読まずに振るまってみることも、立派なルールメイクの一歩目。小さな違和感を我慢せずに、新たな常識を作っていける女性が増えてほしいですね。
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撮影/朝山啓司 ヘア&メイク/イガリシノブ(BEAUTRIUM/須賀さん分) 撮影協力/世界経済フォーラム 第四次産業革命日本センターオフィス 取材・文/浅原聡 ●再構成with online編集部
 
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