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赤坂真理さんに聞く、自分の多様性を認めるために意識したい5つのこと

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自分の多様性を認めるために意識したい5つのこと

働き方も恋愛観も、性的自認だって、「女性」というひと言ではくくれないほど多様化している今。この繊細な問題との向き合い方を著書で提示している赤坂真理さんに、自分の多様性を認めるために意識したい5つのことをお伺いしました。
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作家 赤坂真理さん

Profile.

東京生まれ。別件のアルバイト面接で任されたアート誌の編集長を経て、小説家に。小説に『ミューズ』、寺島しのぶと大森南朋で映画化された『ヴァイブレータ』、戦後論の先駆けとなり毎日出版文化賞など三賞を受賞した『東京プリズン』等。『愛と暴力の戦後とその後』など批評と物語の中間的作品にも情熱を持つ。最近刊は、愛と性をかつてない視座と繊細さで語った『愛と性と存在のはなし』(NHK出版新書)。
 

1.いちばん辛いことは、自分の望みを知らないこと

『愛と性と存在のはなし』を書くなかで、インスピレーションを受けたもののひとつが、嗜虐(しぎゃく)嗜好を持った若い女性の自伝的漫画。ボコボコに殴られてはじめて性的に興奮する、という人で、特殊に見える。けれど、それを深く見ていくと、あるのは「自分を愛したい」という、誰にでもある希求の、痛いほどの強さでした。

その希求を、どんなことをしてでも自分に叶えてやろうとする著者の営為は、あやういけど尊い。羨ましさすら感じました。自分に対する探究心が強いほど、自分だけのしあわせにたどりつけるのだと思います。しあわせって、自分のものですから、「特殊」でいいわけです。

2.他人の内実を深く想像すること

愛を交わす最中に男性は、勃起を維持するために常に一定の集中力を保っている、という話を男に聞いたとき、衝撃でした。セックスは忘我だと思っていたわたしはびっくりで。パートナーの「心」を知ろう、とはよく言われるけれど、心や思考は、多くは肉体の知覚インプットからできます。

ということは、「心」の成り立ちがまるで違うのかもしれない。異性の全く違う身体のリアリティまでを、深く想像してみることが、必要なのだと思います。
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