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19.Mar.2018

【今後考えるべきお金の在り方】どうしたら幸せな未来になる?【スプツニ子!さん × 古市憲寿さん対談】

スプツニ子!さん × 古市憲寿さん「私たちの5年後 10年後」

始まったばかりの2018年。社会の変化がますます加速していく中で、with世代の女性の生き方・暮らし方は今後、どう変化していくのか? いま話題の"気鋭の論客"に公私を充実させていくヒントをリッスン!

今回は、「二人が考える結婚・出会い・お金技術革新・社会問題とは?」というテーマで、アーティスト東京大学RCAデザインラボ特任准教授のスプツニ子!さんと、社会学者古市憲寿さんに答えてもらいました。

テクノロジーの進化によって私たちの暮らし・経済はどう変わる?

テクノロジーの進化によって私たちの暮らし・経済はどう変わるのか、テーマは「出会い」「移動」「お金」「2025年問題」「結婚」の5つ! 今回ご紹介するのは「お金」について。
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テーマ③「お金」

古市(以下・古) 最近、ビットコインに関するニュースを聞く機会が増えたよね。バブルのように盛り上がったり、大規模な流出事件が起きたり。

with編集部 経済の変化は直接with読者の生活に直結しますよね。

 この状況についてどう思う?

スプツニ子!(以下・ス) 金融のIT化や仮想通貨の登場によって何かが変わりそうだけれど、お金や経済のあり方がどう変わるのか、具体的な部分については現時点では不透明だと思う。

 仮想通貨を取り巻くいまの状況ってʼ80年代のインターネットに近いのかな。当時はまだ、インターネットという言葉は一般的ではなかったけど、何やらすごい技術が登場しつつあると一部のメディアや企業は騒いでいた。それが90年代になると「インターネット」が流行語になり、実際に普及したのはゼロ年代。仮想通貨が経済システムの新しいルールとして浸透するとしても10年後、20年後じゃないかな。現段階では円やドルのほうが圧倒的に人気で、信頼もあるから、すぐに社会ががらっと変わることはないと思う。

 分かる気がする。国が管理する中央銀行が発行するお金ではなく、ディープラーニングなどの自動化技術が人間の代わりに全体を自動最適化する「自律分散型の仕組み」(註1)って、従来の金融知識のある人ほど理解に苦しんでしまうのかも。現時点で法整備もされてないし。仮想通貨と法定通貨は全く違う仕組みで動いているので、この前提に立ち、お金や経済をツールとして使いこなせるようになったら幸せな未来が待っているはず。

註1:インターネットなどオープンなネットワーク上で、高い信頼性が求められる金融取引や重要なデータのやりとりを可能にする「分散型台帳技術」、その中心となるのが「ブロックチェーン」。ブロックチェーンは仮想通貨「ビットコイン」の基盤技術として発明された概念で、AI(人工知能)を駆使し、オープンな金融サービスの提供を目指すもの。現在この仕組みに賛否が巻き起こっている。

「仮想通貨が経済システムのルールとして浸透するとしても10年後、20年後」古市憲寿さん

with onlineでは引き続き、「テクノロジーの進化によって私たちの暮らし・経済はどう変わる?」をテーマに、スプツニ子!さん × 古市憲寿さん聞く「2025年問題」「結婚」を配信していきます。今まで配信した「出会い」「移動手段」についてもチェックしてみてくださいね!
スプツニ子!さん
’85年生まれ。アーティスト、東京大学RCAデザインラボ特任准教授。RCA在学中より、テクノロジーによって変化する社会を考察・議論するデザイン作品を制作。その活動が評価され、国内外の受賞歴多数。著書に『はみだす力』(宝島社)。
古市憲寿さん
’85年東京都生まれ。社会学者。若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)などで注目される。with読者の悩みに答える「で、その悩みってそもそも意味あるの?」も好評連載中。

撮影/柏田テツヲ 取材・文/紺谷宏之

[スプツニ子!さん]ドレス¥30000、スカート¥29000/PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE イヤリング¥13000、ブレスレット¥15000、リング¥19000/AGATHA PARIS
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