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04.Apr.2020

秋元康「OLでもマネできる“ネタ探し”の極意」【一流の人に学ぶ幸せアンテナの磨き方】

SNSやネットメディアを覗くと欲していないニュースまで飛び込んでくる昨今、カオスのような「情報の海」で溺れそうになっていませんか? そこで、独自のアンテナを持つ各界のトップクリエイターや目利きの達人にインタビュー。限られた時間のなかで、もっと効率良く、ハッピーになれる情報をキャッチするコツを教わりました。

秋元康さん、OLでもマネできる“ネタ探し”の極意、教えて下さい!

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作詞家。高校時代から放送作家として活躍。83年以降、美空ひばり『川 の流れのように』を始め、数々の大ヒット曲を生む。昨年、企画・原案の日曜ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)は高い注目を集め、最終回には同枠最高視聴率を記録。
好奇心がなくなったら、僕は仕事を辞めます。僕も気になる物事は、デジタルとアナログを駆使して調べています」
「自分にとっての“好きなこと”や“幸せ”の軸が定まっていれば、流行り廃りの情報に振り回されないはず」
常に新しい情報を仕入れなきゃいけない。そういう思い込みから目覚めることが大切です」
“食わず嫌い”をしないことも大切です。本屋さんで、いつものコーナーから1メートル先の棚を見てみるとか」
「冷蔵庫にあるものを生かして、どんな料理を作るか? それが幸せを実感するための近道

“幸せ”の軸がブレなければ流行りの情報に振り回されない

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 昭和、平成、令和……と、時代が変わってもヒット曲や話題のコンテンツを生み出し続けている秋元康さん。日本を代表するヒットメーカーは、多忙を極めるなかでどのように新しい情報と向き合っているのでしょうか?
「やっぱり人間は好奇心があるから生きる目的を見出せるわけで、それがなくなったら僕は仕事を辞めます。だから日頃から『不思議だな』と思った現象や言葉を、ネットで調べることはよくあります。ただし、そこで見たことを鵜呑みにすることはしません。専門書を開いて追加で調べたり、その分野の達人に聞くこともある。気になった物事を多面的に捉えたり、目の前の情報に対して慎重に接することを心がけています」
 “知ったかぶり”をしない深堀りのスタンスで、地道に見識を広げていく。その繰り返しで感性が磨かれ、有益な情報をいち早くキャッチできるようになるのかもしれません。
「一方で、“食わず嫌い”をしないこともすごく大切です。例えば、本屋さんやCDショップで、いつものコーナーから1メートル先の棚を見てみるとか。よく行くレストランで、いつもとは違う料理を注文してみるとか。そうやって予定調和の日常を壊すことで、新しい楽しみと出会えることがありますからね。ただし、そこに期待しすぎたらいけません。僕の感覚では、70%くらいの確率でいつものメニューのほうが美味しいですから(笑)」
 ハイスピードでトレンドが移り変わる昨今、広範囲の“最先端の情報”に精通するのは至難の技。「とにかく事情通にならなきゃ!」と、焦らなくてもいいんです。
「新しい情報を得ることを自分に課すと、毎日が息苦しくなってしまいますよね。自分磨きの一環で本当は興味のない分野のものを読んだって、あまり意味がないというか。結局のところ、広く浅くのスタンスでは、いつまでも満足感が得られないと思います。だから、まずは自分にとっての“好きなこと”や“幸せ”を定めておきたいところ。その軸がブレなければ、流行り廃りの情報に振り回されないはず。それは、オシャレな人の共通点ですよね」
 もしかしたら、数多の雑誌のなかからwithを手に取った時点で、皆さんは幸せになるための情報を手にしている……のかもしれません。
「『他にもっといい情報があるんじゃないか』といった幻想が、自分を焦らせてしまって、他の人からは移り気で中身のない人に見えるかもしれません。冷蔵庫の扉を開けて、『これじゃあ、すき焼きは作れない』とか、作れない料理を考えたらきりがないですよね。ないものを数えるより、あるものを生かして、どんな料理を作るか? そんな観点でレシピ(情報)を集めることが、幸せを実感するための近道だと思います」
撮影/朝山啓司 取材・文/浅原聡 ※再構成 with online編集部
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