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【共働き夫婦の家事分担問題】家の中が上手くまわるために絶対に忘れてはいけないこと

暮らし
忙しい日々を過ごしていると、毎日自炊をするなんてそう簡単なことじゃない。しかし、結婚したり子供が生まれたりすると、独身の頃よりも「ちゃんと料理しなきゃ」信仰が強まる気がする。仕事も、家事も、子育てもすべて100点満点で! なんて正直無理な話である。

そんな毎日のごはん作りが憂うつな人にぜひ読んで欲しい一冊が『ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん 毎日のごはん作りがすーっと楽になる』(講談社)である。本書は“ぶたやまかあさん”ことやまもと しまさんが、フルタイム勤務と三人の子育てで忙しい日々のごはんを、「やり過ごし」ているうちに生まれた料理やアイデアをまとめた一冊。
「インスタントだしを堂々と使う」「献立は決めない」「“作り置き”をやらない」といった、料理へのハードルをぐっと下げてくれるような見出しが並び、読んでいるとタイトルにある通り肩の荷が下りてくるのだ。

今回は著者のやまもとさんに3回にわたりインタビューを実施。インタビュー最終回では、共働き夫婦の家事分担について伺った。
 

我が家は私が台所のリーダー、夫は掃除洗濯のリーダー

――共働きの家庭が増えて、家事の分担に悩む夫婦も多いと思うのですが、やまもとさんのご家庭ではどうされていますか? 本書に〈誰かに作ってもらうのは、台所を預かる主婦としてなんとなく癪〉とありましたが……。

やまもとしまさん(以下、やまもと) 自分で書いておいてなんなんですけど、共働き家庭の場合の“主婦”って、なにを定義した言葉なんでしょうね。我が家は夫が料理をする人だから気軽に台所に立つし、長男・長女が米を研いで炊いておいてくれることも多い。でも確かにみんな、私も含めて、“母ちゃんの台所”と思っているフシはある。

――統率するリーダー、って感じでしょうか。占有するのではなく、指揮をする立場。

やまもと あ、そうかもしれません。それでいうと我が家は、私が台所のリーダーで、夫は掃除洗濯のリーダー。私も掃除洗濯はするけれど、たしかに主導権は完全に夫が握っていますね。

――そこで相手のやり方をコントロールしようとしすぎたり、完全に係を分担して、自分が主導権のあることしかやらない、となると揉めるのかもしれませんね。

やまもと そういえば先日、「夫が料理をつくらない」という方の話を聞いたんですが、よくよく聞いてみると作ってくれるときもあるらしいんですね。じゃあいいじゃん、と私は思ったんですが、その方は「でも、おいしくないの」と言うんです。「だから結局、自分がつくる羽目になる」と。でもそれって、自分だけがやらざるをえない状況を自分でつくりだしていることにならないかなあ? と不思議に思って。まずくても、とりあえず今回はよしとして、次もやってもらわなきゃ、永遠に自分だけが作ることになるじゃないですか。

――人に作ってもらうって、好みじゃない味になるかもしれないリスクを引き受ける、ということですからね。

やまもと そう。ニンジンが生煮えだったとしても、とりあえず食べられるんだったらいいんじゃないかな、と思うんですがね。そりゃ、おいしいものが確実に食べたいなら、自分でつくるのが一番ですよ。でもそうすると旦那さんは経験を積むことができないから、料理の腕もあがらない。おいしいものを食べられないストレスをとるか、相手に任せることのストレスをとるか。天秤にかけたときにどうしてもおいしさへの欲求が勝つなら、夫に作ってもらいたいという意識は捨てた方がいいなと思います。
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