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22.Aug.2020

前田裕二「変化を前向きに捉えて順応していける人が一番強い」

《前田裕二の主張 1》人間は負荷で進化する

自粛期間中の運動不足対策としてトランポリンを導入したのですが、飛び跳ねている最中はさすがにスマホや本など持っていられないので、オーディオブックで、本を耳で聴くようにしました。それも、人間が聴きとれる速さの限界に挑戦しようと、3倍速で(笑)。

最初まったく聞き取れなかったんですが、負荷をかけると次第に身体がそのストレスに慣れてくるもので、今は多くの本を3倍速で聞き取れるし、しまいには2倍で聞くと「遅い……」と感じるようになります。

もはやその点においては別の人間になったような感覚で、負荷が僕を進化させたんだな、と。同じように、コロナ禍という壮大な負荷も、自分が成長するためのきっかけになるかもしれない。そう考えると、前向きになれたりもするんですよ。

《前田裕二の主張 2》幸せは「自分で」定義するべき

コロナ禍で、「死生観」を強く持った人も多いと思います。人に会えなくなったら何のために生きているんだろう、とすら思った人もいると思います。また、近い未来に人間がロボットや人工知能と共存する時代になります。

それに合わせた社会の仕組み作りが求められるなかで、AIには愛があるのか、命はあるのか、といった問題とぶつかるはずです。我々はますます、「愛ってなんだっけ? 命ってなんだっけ?」といった、根源的な問いに向き合わなければなりません。

僕も、外出自粛に入ってから、歴史上の哲学者達の主張を自分なりに分析するなど、これまで深く手をつけられていなかった分野の勉強を真剣に始めて、自分の幸せを考える時間を増やしました。

これを読んで下さった方にも、誰かに画一的な価値観を押し付けられることなく、自分自身の幸せを追い求めて欲しいと切に思います。

《前田裕二の主張 3》現実世界の価値が引き上がる

最近、AmazonのPrime Videoで配信している「アップロード」というドラマを、友人が教えてくれて以来、時折話題に出します。死が目前となった人の意識を仮想現実空間に“アップロード”するサービスが定着した2033年の世界を描いています。

そんな風に現実そっくりのテクノロジーに逃避することは、幸せにつながるのか? もちろん意識が死後も仮想世界の中で生き続けるのは物凄いことなのですが、仮想現実空間が進化すればするほど、「現実の尊さ」が再発見されるだろうというのが僕の考えです。未来を占ううえで、非常に興味深い作品です。

《前田裕二の主張 4》LIMITED IS HAPPINESS!

外出自粛という制約があるからこそ、リアルで飲み会をすることの素晴らしさを、人の温もりのありがたさを、心から再確認できましたよね。人生は制約があるから日々の幸せを実感できることに皆気づいたと思います。

最大の制約は「死」であるわけですが、逆にもし不老不死だったら、退屈で頭がおかしくなってしまうのかもしれませんね。だからこそ、制約をどう楽しむか。自分は何が好きで、何に命を費やしたいのか。そういったことを考える時間を増やすのが、大切だと思います。

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撮影/朝山啓司 取材・文/浅原聡 ※再構成 with online編集部 
 
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