ライフスタイル
ライフスタイルニュース
18.Jul.2020

ベストセラー著者に聞く、コロナ後の日本【ニューノーマル】と呼ばれる新時代の暮らし方

コロナ後の日本、どうなりますか?

私たちのいつもの日常や意識が大きく変わることとなった2020年。これからの暮らし方はどうなっていくのでしょうか? 累計88万部のベストセラー『未来の年表』著者に伺いました。
pattern_1

【PROFILE】河合雅司

作家・ジャーナリスト。人口減少対策総合研究所理事長。高知大学客員教授、大正大学客員教授ほか。2014年の「ファイザー医学記事賞」大賞ほか受賞多数。『未来の年表』『未来の地図帳』(以上講談社現代新書)、『日本の少子化 百年の迷走』(新潮選書)などの著書がある。

コロナと重なる人口減少問題。大変化は予想されていた!?

思いも寄らなかった新型コロナウイルス感染症によって、世界が大きく揺らいでいます。収束したとしても経済的ダメージから逃れることはできないでしょう。私たちは「ニューノーマル」と呼ばれる新時代の暮らし方に対応しなければなりません。

とくに大きく変わるだろうと思われるのは、働き方です。できるだけ外出を避けなければいけなかったために、在宅勤務が一気に普及しました。今回、巣ごもり生活をしながらテレワークなどを初めて体験して、日常生活と仕事との区分けがなかなか難しいと感じた人もいるのではないでしょうか。なかでも子供を持つお母さんの負担は大きかったようです。

それにもかかわらず、アンケートでは6割以上の人がなんらかの形でリモートワークを続けたいと答えています。やはり、通勤にはないメリットがあるのでしょう。今まではみんな、満員電車などという人権を無視したような環境で通勤することも仕方ないのだと諦めていたのですね。

仕事の価値という面ではどうでしょうか。私は、これからはデータがより重視されると考えます。もともと雰囲気や連帯感といった捉えどころのないものを大切にしてきた日本社会の風土も、変わらざるを得ません。データ重視といっても数字を追いかけるのではなくて、情報の裏付け、信憑性がより問われるということです。

会議ひとつとっても、参加するすべての人がデータに基づいた、はっきりとした意見を述べることが求められます。テレワークの会議では、“なんとなく”“その場の空気で”物事が決まるようなことはなくなるのです。
一方で、人と人との距離が物理的に離れるほど、コミュニケーションスキルが重要になります。それは空気を読むことではなくて、同じチームや部署内の人たちの状況や気持ちを把握するためのコミュニケーション。そういった時代が求めるスキルを身につけていくことも、仕事で生き残っていくための方法といえます。コロナがあってもなくても、時代の変化のなかで役に立つ自分で居続けることが大切です。

私はこれまで、人口減少によって日本の姿がどうなるのかを予測し、未来に向けての取り組みを提案してきました。コロナの前に立ち戻ってみると、コロナ後に起こるだろう問題は、そもそも人口減少によって起きつつあった問題だと気づきます。

公共サービスや物流での人手不足を補うべく、AIや自動運転、ドローンなどの技術を進化させることは以前からの取り組みです。リモートワークにしても、育児や介護のために仕事を辞めてしまうことがないよう、もっと早くから推し進めるべきでした。コロナへの対応策の多くは、人口減少への対応として求められていたことであり、実は、まったく予想外のことばかりが起きているというわけではないのです。

『「2020」後 新しい日本の話をしよう』

もう「コロナ前」には戻れない。それでは、この「2020」後の日本はどうなるのか。人口減少、少子高齢化が進む日本を大予測してベストセラーとなった『未来の年表』の著者がわかりやすく読み解きます!
pattern_1
著者 河合雅司
講談社刊 1300円

\中身をチラ見せ!/

pattern_1
pattern_1
架空のキャラクター「ミライくん」と河合さんが対談するという構成。難しそう? と思う内容でもすんなり頭に入ってくるはず。2020年、現在の日本の問題を読み解きつつ、この後やってくる「新しい日本」をどう生き抜くかを提言!

↓こちらもチェック!

取材・文/黒澤彩 イラスト/白井匠 ※再構成 with online編集部 
 
23 件

キーワード

急上昇キーワード

新着記事

あなたへのおすすめ