編集部|ライフスタイル

生理にできるだけ悩まされないために、女性が知っておくべきこと「正しい知識を得て、完璧主義にはなりすぎないで」

「ああ、またこの時期がやってきた」――毎月やってくる生理。生理痛やPMSに悩まされている女性も多いでしょう。もう生理なんてなくなればいいのに! と思っても、女性と生理は切っても切れない関係。じゃあほんの少しでもラクになるために、どう上手に生理と付き合っていけばいいのでしょうか。今回は『生理で知っておくべきこと』(日経BP)を上梓した細川モモさんに、インタビューを実施。全3回にわたってお届けします。

インタビュー最終回では、生理にできるだけ悩まされないために、女性が知っておくべきことについて。自分はもちろん、家族やパートナーに対しても大きな影響を及ぼしかねないPMSと上手く付き合うには……?

【これまではこちら】

完璧主義になりすぎず、できることから改善するのが大切

――朝ごはんを食べる人のほうが生理痛も少ない、というのは結構驚きでした。

細川モモさん(以下、細川) 女性ホルモンの分泌にはカロリーが関わっていたり、生理や排卵に血糖値が影響していたりと。食事について知るだけで、生理の悩みは軽くなることが多いんですよ。イライラするのも、やたら眠くてだるいのも、肌が荒れているのも、貧血が最も多いですが、栄養不足を疑ってみてほしいです。

――忙しいとなかなか自炊もできないし、ついコンビニ食ばかりになってしまいますもんね。

細川 すべてを完璧にこなす、というのは難しいかもしれませんが、前回も言ったように朝ごはんを抜くよりはラテやヨーグルト(できれば高タンパクヨーグルト)にするだけでも違います。ミネラルの王様と呼ばれるマグネシウムが不足しがちなのも不調の原因ですが、PMS緩和に不可欠なセロトニンをつくるのもマグネシウムです。主食を玄米や雑穀米、胚芽パンやライ麦パンにするといいですし、おやつをアーモンドに変えたり、おかずに納豆を1パック加えるのもおすすめです。

昔の女性は現代女性ほどPMSに悩まされていなかった?

――たしかに、完璧主義になりすぎず、できることから少しずつ改善していく、というのが大事かもしれませんね。

細川 カフェインはマグネシウムや鉄分、カルシウムを排出してしまうので、デカフェの飲料に変えるとか、飲むとしても一日二杯までに決めるとか。日本人女性は真面目で我慢強いので、反動で極端な行動に出てしまいがち。強迫観念に近い痩せ信仰が蔓延して、「抜く」ダイエットに走りがちなのもそのせいかなと思います。でも、みなさんPMSも我慢強く耐えていらっしゃいますが、昔の女性は私たちほど悩まされていないはずなんですよ。

――そうなんですか?

細川 だって、多くの女性が妊娠・出産をしているでしょう? その間は、生理もなければPMSもありませんよね。何人も子どもを産んでいれば、その分生理にわずらわされる期間も短くなる。一方、過去最大に少子化が進んでいる現代では、PMSに悩まされている女性も過去最大に増えているということ。だけど働いていれば、ちょっとつらいからといって家で寝ているわけにはいかない。不景気だし、女性の社会進出は推進されるし、働かなきゃいけないのに、少子化に歯止めをかけるべく産めよ育てよと言われる。それなのにソーシャルケアは整わず、やり場のないストレスばかりが募っていく……。
次のページ>>PMSは自分はもちろん、家族やパートナーに対しても大きな影響を及ぼしてしまう  
28 件

キーワード

急上昇キーワード

新着記事

あなたへのおすすめ