100切りまでは5ヵ月。その後すぐ90台に!【大久保嘉人〈サッカー元日本代表〉がここまでゴルフにハマった理由】

この人もゴルフにどハマり!
現役時代はお付き合い程度にゴルフをしていたという大久保さん。引退後、TV番組で80台を目指す企画のオファーがあったことをきっかけに、プロゴルファー宮本勝昌さんによる本格レッスンを受け、ヤマハからクラブのスポンサードをしていただき……という経緯もあり、ゴルフに取り組むようになったそう。そしてやればやるほどゴルフの難しさに直面。
「止まったボールをなんで打てないんだ?! ってまず思いましたね。(編集部:これまでは基本的に動いているボールを操っていたわけですもんね) そうなんですよ、動くボールなら自在に操れたのに! って(笑)。しかもスコアっていう、明確な数字で結果が出ちゃうじゃないですか。ラウンドに行く機会が増えるに連れて、『もっと上手くなりたい、堂々とプレーしたい』と強く思うようになりました。傘を持っていたらついスイングしたくなっちゃうおじさんの気持ちも今ならわかります(笑)」。
もともとの負けず嫌い気質と抜群の運動神経も手伝って、どんどんゴルフにのめり込んでいったという。
100切りできた理由はショートゲームが上手くなったから

「当時所属していたチームの納会でラウンドをすることになって。クラブも持っていなかったので、当日ゴルフ場でクラブを購入して、ぶっつけ本番でプレーしました(笑)。案の定、スコアは169とかで……。めちゃくちゃ悔しかったのは覚えてますけど、そのときはのめり込むことはなくて。それ以降は移籍先でゴルフをする人がいたときに、年に1回くらいお付き合いでラウンドしていたくらいですね」。
引退時のアベレージは110くらい。100切りしたのは本格的にゴルフに取り組んだ5ヵ月後だったという。
「休みの日はほぼゴルフに費やしていたのに、100を切るまで意外と苦戦しました。思ったより時間がかかりましたね。100を切れたいちばんの理由はショートゲーム。ドライバーやアイアンと違って、アプローチの感覚がつかめてなかったんですよね。ほかのクラブはうまくいくのに、アプローチになった途端にザクザクとダフってましたから。これを克服しないとスコアは縮められない!と。(編集部:どうやって克服したんですか?)ラウンドでの感覚を忘れないように、ラウンドの後に練習場へ直行していました。同じ日のうちにすぐ復習することで、ショートゲームの感覚が身についていったんだと思います」。
サッカー選手はアプローチが上手な印象があります。
「そうですね、“あそこにボールを落とす”という感覚、距離感はあるかもしれませんね。あとは経験! じいさん(笑)って上手じゃないですか!」。
この“感覚”が実は大久保さんのゴルフ上達のカギなのですが、その話は次回に!