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大久保嘉人『俺は主夫。職業、現役Jリーガー』

暴れん坊〝主夫〟Jリーガー大久保嘉人、引退!書籍担当ライターが見た、大久保嘉人の“魅力”

「J1通算191ゴール」はぶっちぎりの大記録

稀代のストライカーがスパイクを脱ぐ。
2021年11月19日、サッカーJ1リーグ・セレッソ大阪に所属する大久保嘉人(39)が、今シーズン限りでの引退を発表した。
J1通算最多の191ゴール。2位の佐藤寿人氏(元日本代表。サンフレッチェ広島などで活躍)に30点差をつけて、ぶっちぎりの1位をひた走る。今シーズンはここまでリーグ戦で6得点。185ゴールから191ゴールへと、自身の持つ最多得点記録を更新している。
2007〜2012年(2009年1〜6月を除く)まで所属したヴィッセル神戸時代は、FWではなくMFとして起用されることが多かった。また、計3シーズンを海外のクラブで過ごしたことも鑑みると、この数字の偉大さはより一層際立つ。
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©️Kaoru Watanabe/GEKISAKA
 

熱くて口下手だけど、めちゃくちゃ点を取るストライカー

カッとなりやすい性格で、強気な言動でもよく知られた。闘争心が空回りして、イエローカードをもらった回数は歴代1位。レッドカードを受けて退場した回数も歴代2位と、FWでは異例の多さだ。

しかしサポーターには愛された。
試合中の野獣のような風貌とは打って変わり、ピッチを離れるとシャイで無骨な一人の男になる。歯に衣着せぬ物言いで誤解を招いたり、敵をつくったりすることも多いが、裏表のない不器用な性格。口下手なぶん、発する言葉には嘘がない。サポーターを大事にし、疲れていてもファンサービスには笑顔で応じる。人情にも厚い。
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©️Kaoru Watanabe/GEKISAKA

「大久保はいらない」、そういう声はすべてゴールで黙らせる

30歳を過ぎてヴィッセル神戸から川崎フロンターレに移籍した2013年。そしてキャリア初の得点ゼロのシーズンを終え、東京ヴェルディから古巣のセレッソ大阪に復帰した2021年の初め。
「いまさら大久保はいらない」「もう終わった選手」。批判的な声をすべて結果=ゴールを奪うことで黙らせてきた。
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©️Kaoru Watanabe/GEKISAKA
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大久保嘉人

「俺は主夫。職業、現役Jリーガー」を連載中。サッカー選手と9歳息子の二人暮らし奮闘記を発信。

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