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竹田有里のゆるりなSDGsラボ

NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の舞台、“山”へ!愛知の「やまどり製作所」がおもしろい!【竹田有里のゆるりなSDGsラボ vol.6】

愛知の森林組合『やまどり製作所』を訪ねました

皆さん、こんにちは! withLabの竹田有里です。

現在放送中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で、主人公モネが高校卒業後に就職したのが山林地域の森林組合。人と自然がつながる森の偉大さを感じ、モネに涙しました。

今回は『おかえりモネ』に併せて、東北のモネではなく東海地方の林業に力を注ぐ「やまどり製作所」を訪ねました。
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やまどり製作所。嶋田家の「嶋」という字の“へん“が「山」&“つくり“が「鳥」ということから「やまどり」なんだそう!

東京から岡崎市に移住→地元の森林組合に勤務→独立

徳川家康の生誕地で知られる愛知県岡崎市。岡崎駅から車で東へ16km(車で約30分)走らせると、田園風景が広がる緑豊かな山間地へ……。

この地区の観光名所と言っても過言ではない、ユニークな「山鳥」の絵がドカーンと描かれたやまどり製作所がお出迎えしてくれるのです。

オーナーは嶋田庸平さんと妻の嶋田緑さん。

東京の美大を卒業後、庭師の修行を経験した庸平さんは、より自然に近い場所で仕事がしたいと思い、縁があり緑さんと岡崎市に移住しました。

「岡崎市に移住し、岡崎森林組合に勤務しました。地域と繋がりを持つ機会を設けてもらい、地元の方々も移住者である私たち家族を温かく受け入れてくれたんです。

もともと、木を伐採して製材し、さらにそこから製品を作ってエンドユーザー(商品・製品を最終的に使ったり、消費したりする人)に届けるという、素材調達から製作までを一貫して自ら行う仕事をしたいという思いがありました。そうすることで、木の個性を活かしつつ、素材を余すことなく活用できると思いました。

そんな中、後継者を探しているという製材所を営むおじいちゃん(片岡さん)を紹介してもらいました。出会った当時、90歳を超えてもチェンソーを持って山に入る片岡さんには本当に驚かされました。片岡さんが築き上げてきたこの場所を畳んでしまうのは寂しいし、やりたかった事が実現できる二度とない機会だと思い、機材などをそのまま生かしつつ製材所をお借りして、思い切って2年前に独立しました」

曲がったり節があったりする木材の方が逆におもしろいのでは!?

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森に入る嶋田庸平さん。できるだけ多くの森で間伐できるよう奮闘中!
林業でエンドユーザーに向けた仕事がしたいと思ったきっかけはあるのでしょうか?

市場では、真っ直ぐな木材が主に建材として使用され、それ以外の木材はチップになってしまうことが多いんです。もったいないなぁと思っていました。曲がったり、節があったりした方が逆におもしろいんじゃないかなって。自分だったら規格外の木をもっと活用できるのではないかと考えました。椅子だったり、オブジェだったり。実際に、お客さんからは『面白い木材が欲しい』とか『丸太はあるんだけど、家具を作ってくれないか』という依頼があったんです。

お客さんの庭の木を切ったり、製材所の個性的な木材を活用したりして、本棚やテーブルにしたり、小屋や組立て式の茶室を製作したりもしています。少しずつエンドユーザーの方々の依頼に答えているうちに『やまどりおもしろそうだぞ!』と、さまざまな目的を持ったお客さんが来てくれるようになりました。

少しづつですが、今までの製材所とは違った形で、地域と関われていると思います。『なんか変なことやってるな』と思っている方々もいると思いますが、それを温かく見守ってくれている地元の方々のおかげで、やまどり製作所の活動ができています」
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