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竹田有里のゆるりなSDGsラボ

【音楽×SDGs】世界が尊敬するソプラノ歌手・田中彩子さんにインタビュー! 竹田有里のゆるりなSDGsラボ vol.5

皆さん、こんにちは! withLabの竹田有里です。
今月24日は、何の日かご存知ですか? 実は「ドレミの日」なんです!
梅雨シーズンでジメジメした日が続いていますが、今回は「音楽」を通じてSDGsを考え、この不快感を吹き飛ばしたいと思います。

10代からヨーロッパに単身で渡り、最年少デビューをして以来世界中で活躍するソプラノ歌手で、Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100」にも選出された田中彩子さん。

オーストリアのウィーン在住の田中さん、コロナ禍で海外と行き来できない中、貴重な来日中の時間を取材のために割いてくださいました。

田中さんには、音楽を通して実現したい“SDGsな”プロジェクトがあると言います。

アルゼンチンの青少年オーケストラとの出会い

そもそも田中さんがSDGsに関心を持ったきっかけはどんなことだったのでしょうか。
実現したいというプロジェクトについても教えてください。

「数年前、紛争地域へ行きネゴシエイトをする職業の方にお話を聞く機会がありました。その話にとても感銘を受け、私も何か音楽を通して人の役に立てないかと考えていたときに、このSDGsという17の持続可能な開発目標を知りました。

音楽家として何か持続可能な活動ができるのではないか、と自分の中で模索を始めていたときに、アルゼンチンへコンサートで行く機会がありました。空港から街へ行く途中外を眺めていたら、『ビジャ』といういわゆる貧困地域が見えました。それは想像を絶するもので、その景色が目に焼き付いて離れませんでした。

その数日後、国立青少年オーケストラという、アルゼンチン政府が支援する26歳以下のオーケストラの話を聞く機会がありました。そのオーケストラは、国籍、生まれ育った環境に関係なく、オーディションに受かれば平等に音楽教育を受けられるシステムで、裕福な子もいれば、私が数日前に見かけた貧困地区から来ている子もいるというのです。
その話を聞き、すぐにそのオーケストラのリハーサルに見学へ行きました。そこで満ち溢れるキラキラしたエネルギーを浴びたとき、私はこれこそが持続可能なエデュケーション、誰一人取り残さない( leave no one behind )だと感じました。

そしてその2年後、幸運なことに彼らとブエノスアイレスでコンサートをする機会が得られました。そして私はこの南米中から集まっている青少年オーケストラと、ちょうど地球の反対側にいる日本の子供たちが音楽を通して交流ができたら、そんな化学反応が起こるのだろうと、そして、それはぜひ実行したいと思ったのです。

それを成功させるために、まず一般社団法人Japan association for music education programを設立しました。そしてこのプロジェクトを始めるにあたり、来日費用の一部をクラウドファンディングで募ってみたのですが、なんと予定金額の125%を超える寄付が集まりました。ここまで多くの方々から賛同を得られたことに大変驚きました。今はコロナでアルゼンチンに行くことも来てもらうこともできないのですが、必ず実現させます!」
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南米中から集まっている青少年オーケストラと田中さん。国籍、生まれ育った環境に関係なく、オーディションに受かれば平等に音楽教育を受けられるオーケストラ!
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