恋愛・人間関係
萩中ユウの「わたしの愛させ方」

萩中ユウ「家族愛が強すぎて結婚できる気がしない人の、結婚に向かうために大事な“あること”」【第29回】

手探りでやっているうちにできることが増えていくもの

私は現在、二児の母なのですが、「しっかり準備したから、母親になれる自信がついた!」なんて思ったわけではもちろんなくて。単純に子供を産み育てるということに興味を持ったタイミングで、出産し子育てするようになっただけ。だから分からないことだらけで手探りですし、時には……というか結構失敗しながら(笑)、今日までやってきている感じです。そうして振り返ったら上の子が3歳になっていて、私もその3年間の中でできるようになったことが増えていた。だけどその渦中にいるときは、「できている」という自覚なんてなかったんですよね。

最初は何もわからない状態でも、続けていけば慣れるものです。
まだやってみていないだけで、「できない」わけではない。それに、「ちゃんと」やらなければいけないわけでもありません。慣れていくと手の抜き方がわかるようになります。それはもしかすると上手にできるようになるよりもずっと大切なことなのかもしれないな、とすら思います。

小さいときは、「私は成人になる準備ができていない」なんて思わなかったですよね?「準備ができていないからまだ成人にはなれない」とは考えないし、小学生や中学生も、準備を整えてからなる人はいないはず。社会人になるときもそうですが、みんな必要に迫られて会社などに入って、何とか続けていくうちに「社会人とはこういうものか」と肌で感じて馴染んでいくものじゃないですか。結婚するのも、それと同じことだと思うんです。結婚や出産だけ準備が整わないと臨めない、なんてことは全くありません!
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