編集部|恋愛・結婚

「弱っているときに結婚すべきではない」 “逃げ”の手段で結婚を選んだアラフォー漫画家が失敗から学んだこと

昨年11月にドラマ化もされた、コミックエッセイ『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』(松本千秋/幻冬舎)。内容はタイトルの通り、バツイチの独身女性がマッチングアプリで出会ったさまざまな男性との体験を描いた作品だ。

作中に出てくる男性たちは一癖も二癖もある人ばかり。おまけにみんな年下のイケメン。40歳手前でワンナイトを繰り返すという、なかなか刺激的な当作品の驚くべき点は、これが作者の実体験を元に描かれたということ。

20歳で知り合った人と結婚、その後別居して水商売の道へ…銀座のクラブで働きつつ、イラストレーターとしても活動、そして離婚、現在は漫画家として活躍するという異色な経歴の松本先生に、結婚から離婚、そしてマッチングアプリに至るまでお話を伺った。第1回目は、最初の結婚について。
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「逃げ」の手段で選んだ“結婚”

――作品を読ませていただいていると、先生はマッチングアプリで出会った男性と真剣交際をしようとする気が全くないのが印象的でした。

松本千秋先生(以下、松本) そうですね……。真剣交際をするには、自分にとってリアルではない、とても若い男の子たちとばかり遊んでいたので。

――ただ、先生も以前は結婚をされていたわけですよね。

松本 結婚は24歳頃にしました。ただ、大好きな人にプロポーズされて……とかそういう展開で結婚したわけじゃなかったんです。

――えっそうなんですか……?

松本 当時私はフリーランスで映像の仕事と、イラストレーターをしていたんですけど、依頼は少なく、ほとんどの時間をフラフラ無意味に過ごしていたんです。そんな私を見て、母が娘の将来を不安に思って「いま付き合っている人がいるなら結婚したら?」と提案してきたんです。交際相手にそれを言ったら「いいよ」とあっさりOKが出て。なんとなく“流されるまま”に結婚してしまったという感じだったんです。

――相手に対してはあまり好意をもっていなかったんですか。

松本 心の底から大好き! とか、この人じゃなきゃ! といった時期が過ぎてしまった頃でした。どちらかというと、パッとしない自分の人生を結婚でごまかすような、「逃げ」の手段で選んだ道でした。社会的な立ち位置を作るために「既婚者」という、よくわからないけど安定してそうな響きが欲しかったのが一番だったかもしれないですね。
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